余談 祖母の誕生日であった。満九十二歳になる。大正、昭和、平成、そして新元号を駆け抜ける予定のモダンガールであり、未だに杖もつかず自分の足でもって歩く。「ばあちゃんは、もう長くない……」と筆者に言いはじめてから気が付けば四半世紀が経ったので、…
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