カナタガタリ

すごくダメな人がダメなすごい人になることを目指す軌跡

明日(2/6)まで! 狩人諸賢、「ラチェット&クランクTHE GAME」を無料でゲットされたし。あるいは「THE GAME」感想

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余談

モンスターハンターワールド(以下MHW)が解禁され早十日ほどが経った。筆者も当日まで買うかどうか逡巡し、結局当日デジタルデラックス版を購入し、事前DL出来ず地獄を見た。キャラメイクは特にこだわらない派である。今回はかっこいいフルフェイスが多いのであまり気にしていない。しかし身だしなみを整えると骨格からいじれるあたり、MHWってSFですよね。

プレイ時間三十時間ほどで上位に上がった。MH4の時点で既にそうだったけれど、MHP2Gからモンハンをはじめ、イャンクック先生に学び、ガノトトスの謎判定に泣き、ティガレックス討伐のためだけにランス装備をあつらえた自分にとって、「HR8」というのが特別な数字に思えるので、いつの間にか自分がHR二ケタになっているとちょっとびっくりする。

ひたすらハンマーで狩猟している。全十四種類のバラエティ豊かな武器がMHWの売りでもあるわけで、1/14しかMHWを満喫していないような気がしないでもないが、溜める、殴るというシンプルな立ち回りが(本来はもっと複雑なのであろうが筆者のプレイヤースキルではその程度が限界である)性に合っている。空中回転攻撃で飛び乗る→ぶっ倒れたところを滅多打ちして部位破壊でひるませる→さらに殴ってスタンを取る→さらに殴って麻痺にするというずっと俺のターンコンボが決まったときは絶頂すら覚える。後は好きな時にジャンプ出来たら最高なのだが。

アイルーがかわいい。最高だ。装備を試着したときにたまにやるえっへん胸張りポーズが特に。ギルドカードを見るに「俺はいいから俺のアイルーを見てくれ」層が拡大の一途であることが確認できる。筆者もそうである。

大体平日の九時~十二時にぶらついているのでお近くにお立ち寄りの際はお声がけください。と、いいつつもそろそろ中国四千年の歴史に呼ばれていたりするのであるが。

 

本題 ラチェット&クランクTHE GAMEについて

PSplusを巡る冒険

余談が、中途半端になった。ともあれMHWの為にPS4ごと購入した方、そこまでではなくともPSplusに加入した方もおられよう。

狩人諸賢においては当然、その肉がこんがり焼きあがるタイミングを見抜く慧眼をもってして「フリープレイ」なる権利を同時に取得していることにも気づいているはずである。

がしかし、まずは目の前の敵に全力で当たることで、つい権利の行使を忘れてしまっている諸賢もいるのではないだろうか? という老婆心がこの記事を書くに至る発端だ。

www.jp.playstation.com

即ち「PSplus」会員であれば明日まで無料でゲットできる「ラチェット&クランク THE GAME」を是非プレイしてほしいということである。(明後日からは2月分フリープレイに切り替わってしまう)今会員でなくても、今日から会員になれば二か月分の特典をゲットできるチャンスである、ということでもある。

釈迦に説法かもしれないが一応注釈。PSplusのフリープレイは「会員である間、フリープレイの対象作品を(一度)購入(というのが紛らわしいが勿論追加料金はかからない。購入明細メールも来るが安心してほしい)しておけば何度でもDLして遊ぶことが出来る」仕組みである。起動回数も起動時間も制限はない。会員期間が切れたら当然遊べなくなってしまうが、再加入すれば再び遊ぶことが出来る。例えば今回、「ラチェット&クランク THE GAME」を遊ぶために一か月加入して、期限が切れるまでに遊びきり、(やり込み要素はなかなかに用意されているが)次回はまた興味のあるソフトがフリープレイにやって来た時に再加入という使い方だって出来るわけである。また、PSplusのフリープレイは別にその機種を持っている必要はない。勿論、PSNのアカウントを持っている必要はあるが。例えば四月、新生活の始まりとともにPS4MHWを買うぞ! と思っている場合、先にPSNアカウントを取得し、PSplusに加入してフリープレイの購入履歴をつけておけば、実際にPS4を購入したとき、そのアカウントに(当然PSplusに加入している状態で)紐つければ既にそのソフトをゲットできている訳だ。

ラチェット&クランク THE GAME」は2002年にPS2で発売された「ラチェット&クランク」のリブート作品である。MHWのメインプレイ層はバズーカを構えたラチェットがパッケージとなったPS2同梱版に見覚えのある人々だと筆者は考えている。彼らの活躍、再び追ってみませんか。どうせならおトクに。

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PS4クォリティで蘇ったあのステージが

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どことなく田亀源五郎先生感の漂うキャラクターたちが、

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対象年齢低めにしてはかなりエッジの効いたジョークが(ハッチポッチステーションを思い出させる)、

そして何より抜群の爽快感が諸賢を待っているはずである。

 

妻「ケモショタ×ロボショタ……恐ろしい作品……」

やめろォ!

 

というわけでこれから先は「THE GAME」のネタバレ感想。是非お一人でも多くプレイしていただいてこの先まで読んでいただけることを願っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大丈夫ですか。ネタバレを始めます。

爽快感120点、シナリオ45点。

間違いなく面白かった。しかし、リメイクとリブートの違いをまざまざと見せつけられた思いで、どちらかと言えば筆者が求めていたのはリメイクだったのだな、と思わさせられた。

いきなりクォークが何かやらかしたことがバレバレ

キャプテン・クォークと言えばシリーズを通してある意味ラチェット以上の人気があるキャラクターだ。銀河一のスーパーヒーロー。ラチェットのあこがれの的でもある。そのクォークがいきなり囚人服で登場する。いや、オリジナル版でもクォークは後々立ちふさがるわけだし、裏があることはバレバレだったのだが、それでもこれはちょっとどうなんだと思う。クォークの回想形式で語られること自体はとてもよかった(目的じゃない方向に進むなど、けっこうラチェットの色んな行動にクォークの語りが対応していて面白い)ので、終盤でカメラが引くと実はクォークが囚人服、という方がインパクトがあったんじゃないかなあと思う。まあ、PVの終盤でクォークと戦うシーンがあるのでその辺はみんな知ってるよね、くらいのノリだったのかもしれないが……。

クォークがラチェットと戦う理由も「ラチェットに人気を取られそう」というもので、「クォークのスポンサーがラスボスだから」というオリジナルに比べるとちょっと平々凡々としている。クォークと共闘できるのはよかったけれども。

印象の強いキャラクターの不在

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序盤から終盤まで活用されるガラメカ「フックショット」の初期装備化により、それを手に入れるアスレチックにトレーナーが不在となってしまった。彼女の「右ヒョイ、左ヒョイ、じゆうじざーい」というセリフ、アスレチックをクリアしてもお金を払わないとフックショットを入手できない理不尽さは個人的に濃い体験であったので今回登場がなかったのは残念。

チュートリアル的な案内を務めるヘルプデスクのお姉さんもリストラされてしまった。序盤も序盤から優しくフォローしてくれ、終盤ついに会うことが出来るが実は……というこれまた印象に残るキャラクターであったのでこれまたがっかり。

怪しい男(CV.藤原啓二)は登場こそしたものの、印象深いセリフ「ラン、チャー、ナンバー、エイト」がなかったことに至ってはそもそも筆者の印象に残るポイントが皆とずれているのだろうか? と思いさえした。

ボーイ・ミーツ・ボーイではなくなった

ヒーローにあこがれる少年が銀河の危機を知る少年(ロボ)と出会い、強大な敵に立ち向かう……平たく言えばオリジナルはそういう作品であった。今作も基本はそうであるが、ガラクチックレンジャー(過去シリーズのキャラクターが集まったらしい(実は初代以外筆者はあまりしっかりプレイできていない)の登場によりそのあたりがぼやけてしまったように感じる。このあたり特に終盤が顕著である。次項で述べる。

ラストステージ・ラスボスの変更

オリジナルでは始まりが故郷ベルディン、そしてラストステージも故郷ベルディンであった。故郷が崩壊の危機に晒される中、ラチェットとクランクは蟷螂の斧を承知で立ち向かう……物悲しいBGM、展開の衝撃も含め筆者が今までプレイしたゲームの中でも屈指の感情移入したラストステージだ。今作ではそれが変わってしまい、なんとラスボスさえも変わってしまう。そしてすべてはすっきり片付く。大団円だ。いいのだけれど、オリジナルのクランクがひっそりと去ろうとするところをラチェットが呼び止めるシーンを知っていると、やはりありきたりに感じてしまう。

総括

フリープレイであったため多少評価が甘くなっているきらいはあるが、ゲーム部分は全く文句なし。爽快感、ゲームとしての快適さはオリジナルより格段に向上している。しかしいかにも続編ありきのリブート第一作といった感じはシナリオ上は否めず、そこは残念である。このクォリティでかつオリジナルそのままのシナリオでプレイしたかった。とはいえリブート第二作が楽しみであることに変わりはない。早く予告編だけでも出ないものだろうか。

 ※本記事の画像はすべてPS4share機能により作成されたものです。