カナタガタリ

すごくダメな人がダメなすごい人になることを目指す軌跡

水無月、豪雨の日、車中で「sachi」を聴いた。

あと8分で日付が変わる。

6月こぼれ落ちたことの1つの断片を文字に残しておく。

なにも書かないよりはいつか記憶を辿るアンカーになってはくれるだろう。

晴れた日にイヤホンで聴いてくださいと推奨されている曲を土砂降りの日にカーステレオで聴いた。

純文系の新人賞でデビューした作家の2作目のエピローグのような歌詞は筆者の中の存在しない記憶を生み出すような手触りがあり、それが和田彩花さんの声で少しずつ増幅していく。

ワイパーの音がメトロノームのように規則正しく今生まれた記憶を過去に押し込もうと左から右へ動いていく。

こんな曲を晴天のお散歩で聴けだって?

なんて恐ろしい呪いを思いつくのだろう。

煎じ詰めれば千字になるか•疲弊編

出だしが好調だった6月、一転してほぼひと月の時間が流れてしまった。

いつものごとく、その間にも書きたいことは沢山あり、そしてそのいくつかはすでに旬を逃してしまった。

が、意外と先月のPVは悪くなかった。内訳としてはマクドナルド記事、シン•ウルトラマン記事、トイストーリー記事、金田一少年記事が大きく牽引してくれたようである。嬉しいことでもあるが、更新しなくてもこれくらいいくなら別に更新しなくても良いんじゃね? と思ったりもしてしまい、良くないことである。

業務量、気圧、気温、湿度、天気…全てが牙を剥いてきた6月であった。それでも愛する妻子の元に帰るためどうにか家に辿り着いてみると、あっぱれ300日オーバー、ますます元気な娘氏がびっくりするくらい寝ない。寝つきも悪い。気圧、気温、湿度、天気に悩まされるのは何も大人ばかりではないのである。1時前になんとか寝かしつけ、3時に娘の夜泣きで目覚め、5時半に明日への不安諸々で目が覚める、という日々が続き、作業効率が落ち、休憩時間の仮眠でしのぐ…という日々が続いたが娘氏がまず鼻風邪となり、水っぱなを吸引してたことが影響したのかどうか、筆者も無事同様の症状を呈して久々に副反応以外で熱を出して6月

の最終コーナーを走り切ることになった。

自分がブログを書けないのはともかく全く読めていないのがもどかしい。ギリギリTwitterで妄言を吐いたりしているがこれは大体実生活でギリギリの時である。このように語彙も限界である。ギリギリ人の形を保たせてくれる妻子とフォロワーに感謝したい。

梅雨明けともに晴れやかなブログになるような7月は頑張っていきたい。

(15分/700字)

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写真は二種類、家族かそれ以外か。以外の方の話。

娘が生まれてこの方、カメラロールをいくらめくっても娘娘娘娘娘妻娘娘妻娘娘……というわけだが、それ以外の直近5件はどんな写真だったのか、せっかくなので振り返っておきたい。同日同タイミングの写真はその中から一枚のみを選んだ。

一枚目

今日の写真。薩摩剣士隼人、そろそろフィギュアーツ化してほしい。

 

二枚目

めっけもんは大変おいしいお寿司屋さんなのだがこういうことをたまにノーフェイントでやってくるので油断ならない。以前はSKE握りというのもあった。何の略か考えてみてほしい。青物三貫でブルースリーとかもある。

 

三枚目

金枠のセイバーが渋滞してしまって困る。一ちゃんもまだ最終再臨前なのに……。

 

四枚目

その後ブログでは静かだったから油断されているかもしれないが、松屋は定期的に食べている。そばにあると牛めし以外も食べる余裕が出てくるのでうれしいところである。

 

五枚目

北海道物産展で買ったコロッケ。パックの本来の役割とかそんなものはどうでもいい。こんなにコロッケをぎっしり詰めようという気持ちが嬉しいではないか。

 

六枚目

かなり攻めた味である。そして食欲をそそるメンツとはいいがたいのではないか。値下げもむべなるかな。エレキング……だよな?

味はフルーツサンド風として普通においしくいただいた。

明日はもう少し中身のある記事を書きます。

(520字/10分)

 

 

 

 

煎じ詰めれば千字になるか・夏物編

今週のお題「夏物出し」

二限目が終わった。

直後、筆者を含め何人かは、わき目も振らず階段を下りる。その突き当りにあるのが、購買部である。

160円の人気商品「チキンロール」は昼休みに買うのはまず不可能。そのボリュームと味、またちょっとお高めの値段から体育やテストなどの勝負事、ちょっと不確かな情報などには「チキンロールを賭ける」ことが一つの風習となっていたりもした。

160円の「チキンロール」に100円の「マンハッタン」を組み合わせるか、

それとも120円の「ツナマヨロール」に110円の「アップルパイ」にするか。

はたまた、「ツナマヨロール」に同じく120円の「ピザパン」だろうか……。

いや、今回はそうではない。

購買部の少し奥、フリーザーを見る。青とオレンジのパッケージ。

――夏が来た。

今日の120円は、「ガツン、とみかん」のためにあるのだ。

例年期末テスト前になると、購買部のアイスが充実しだす。その中でも「ガツン、とみかん」は果肉の満足感があり、コストパフォーマンスに優れていて筆者はよく食べていた。

名前もいい。読点が「満を持している」感じがする。

うっかりアイスを垂らしてしまった数学の提出プリント。

果肉部分に差し掛かったことを目ざとく見つけ奪い取ろうとする悪友。

移動教室だったことを忘れ急いで掻き込んだことにより走る頭痛。

それらすべてはあの教室の中にあって、いつしかそこから倍近い年月を過ごした筆者からはもはや触れることのできない輝きを放っているように思う。

母校の購買部も、筆者の五期後の後輩諸賢と一緒に卒業してしまったらしい。

サラバ青春

サラバ青春

  • provided courtesy of iTunes

長じてスーパーの売り場にマルチパックの「ガツンと、みかん」を見かけることがあるけれど、どうにも買って食べようという気になれないのは、あの時と同じ味であっても、違う味であっても、その味を知ってしまうのが怖いのかもしれない。

853字/15分

娘スリーハンドレッド

娘氏、生後300日である。

6月を迎え、いよいよ娘の経験していない月は7月だけになった。

本当であればそれまでの日々を300万字で書き下ろしたいのだが、誰あろう娘がはしゃぎの頂点にあり打鍵どころではないので、まあうちの娘の初月と現在の比較を見て成長を感じていってください。

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ではまた明日。

めでたさグランドクロス

結婚。

妊娠・出産。

栄転とそれに伴う引っ越し。

どれも人生の一大イベントである。

大いにめでたい。

東にそういう人あればその肩を抱き、

西にそういう人あらばご祝儀を渡したい。

 

ただ、

 

まさか、

 

この一週間のタイミングでそれぞれ別のスタッフがその相談に来てくれるとは思わなくて……。(栄転はパートさんの配偶者)

 

そういうことを打ち明けてもらえる関係性をちゃんと築けていたことを喜びつつも、さすがに中小企業とはいえ先見性のあるボスのこと、ある程度の冗長性は確保していたとはいえ運営はしばらく薄氷を踏む思いとなりそうである。

 

送る者送られる者、どちらともが笑顔で区切りを迎えられるように中間管理職としては頑張っていきたい。

 

……しばらく残業続きかなあ。

煎じ詰めれば千字になるか・痩身編

6月である。今年の健康診断までおよそ2ヶ月半。いよいよ目標体重(標準体重63kg)目指して邁進していきたいところだが昨年と比べ育児に時間を圧倒的に取られてしまい、なかなか運動ができない。

しかも娘の抱っこにより一丁前に肩、腰は筋肉痛になり、膝も痛む。「トレーニング? いや〜自分今日は無理っすわ」みたいな空気を出してくるのだ。

となれば食べる方を絞っていくしかない。今年に入ってから妻に合わせて午前中は食事を取らないファスティングを取り入れていたが、それに加えて昼食は良質なタンパク源でありカロリー控えめ、味のバリエーションがあって飽きもきにくい豆乳を昼食に置き換えることにした。以前もQoo10のメガ割に合わせて使った手法である。(個人的なダイエット手段なのでもし真似されて万が一のことがあっても筆者は一切の責任を負えませんのであしからず)

特にバニラアイス味はマジでバニラアイスなので騙されたと思って一度試して欲しい。その分他のフレーバーよりカロリーがお高めなのが玉に瑕だが、そういう時は麦芽コーヒー味カロリーオフverと組み合わせて調節するのがオススメだ。

こういうのは最初が肝心である。ひと月の計は1日にあり。昼休憩、さっそくカバンから豆乳を取り出そうとした筆者は同時にタイムラインをチェックすると……。

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ちくしょう……

ちくしょおおおおおお!!!(CV:若本規夫

俺を救い、俺を導き、そして今また俺の前で神を気取るつもりか!

俺の決意を弄びやがって……!

そんな筆者の激昂も涼しい顔で、神……いや、マックそのもの、その名もズバリ「ビッグマック」は気がつけば俺の前でお得なセットで佇んでいた。

先だってスペースでビッグマック裏話を伺ってからつもりに積もっていたマック欲、分けてもビッグマック欲が爆発したのである。

専用ソースが約束された美味さである。

早速計画が狂ってしまったがまあ初日はチートデーということにすればいいだろう。お得だったし。

チート……

本当にそうだろうか?

この程度でチートだろうか?

これからの「本気痩身」、その反動としてのチートとして、ビッグマック"程度"が本当に相応しいだろうか?

ダイエットという「運命」に対して「覚悟」を決められているだろうか?

運命――覚悟を決めろ。

チート…

ヂート…

ヂード…

ジード!

「グランドビッグマック!」

ジュアッ!

「ギガビッグマック!」

ヘアッ!

\グランドビッグマック/\ギガビッグマック

食べるぜ! マックを!

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ウルトラ肥満・ギガグランドとなった筆者にもはや敵は無く、遠慮なく貪らせていただいた。まさにマクドナルドの魂を食らっているという充実感があったが、分かっていたことだがどれもビッグマックベースであるので正直てりやきマックバーガーなど間にアクセントが欲しかったところだ。

とはいえこれで明日からは悔いなく節制生活に励めそうである。

標準体重を手に入れた時、再びマクドナルドへ足を踏み入れたい。

(40分/1600字)