カナタガタリ

すごくダメな人がダメなすごい人になることを目指す軌跡

解放セヨ、物欲。師走にニンテンドーswitchを買った話。

大乱闘してみたいなあ、と妻が言った。

妻が助っ人外国人であれば審判に被害を加えないよう止めなければならないのだが、幸いにそうではなかった。妻は大乱闘スマッシュブラザーズSPをプレイしてみたい人なのであった。

よくよく考えれば「大乱闘したい」というのが日常会話で使用できるというのは面白い時代であると思う。

それはクリスマス前で、とっくに品薄になっていると思っていたニンテンドーswitchはまだいくらかの在庫があるとAmazonで告げていた。

そう、我が家にはニンテンドーswitchがない。大乱闘スマッシュブラザーズSPをプレイしたいと思ったその時には既にニンテンドーswitchの購入は終わっていなければならないのだが、そうではなかったのである。

筆者も世代としてスマブラは初代からプレイしている。が筆者にとってスマブラとは友人宅でプレイするゲームであった。

ゲームハードは同世代は一台までであった実家ではSONYハードが鎮座している限り任天堂ハードの入り込む隙はなかった。そう考えると大学生時代XBOX360PS3が同居していたのは筆者にとってある種の自己変革であったと言える。このことについてはまたいずれ。

PS4でも依然楽しんでいる。が、最近は妻が戦国無双4エンパをいよいよ極めてきており(ついにプラチナトロフィーを取得していた)そこに割り込んで他のゲームをやろうという気分にはなかなかなれない。また年末の疲れからそもそもゲーム機の電源を入れるゲームをクリアするのが難しい状況になってもいた。

そんな状況で妻がスマブラに興味を持ってくれている。これはチャンスであると思った。夫婦で共通の話題があると楽しい。同じ時間を過ごせることも。また、妻がPS4で遊んでいる間も携帯モードでゲームが出来ることも良い。たまさか妻の仕事を手伝って夫婦共同の臨時収入があったこともあり、クリスマスプレゼントという名目で購入することにした。

年末年始は何かと物入りであることを警戒する理性が「switch(のワンクリック購入を)押させるなァーッ!」と言った気もするがいいや限界だ押すねッ!

途中、スマブラ同梱限定版をカートに入れたはずが売り切れるというファントムスマブラを受けたりもしたが、クリスマスプレゼントは12/22にやってきた。早い!早いよスレッガーさん!

いくつになっても男の子は開封の儀が好きだろう? と土方歳三が言っていたような気もするが全くその通りで、わくわくのswitchを押してもらった気持である。

暫くはお裾分けプレイをしていたがやはり限界があったのでPROコントローラーを追って購入した。そして是非ともやってみたかったゼルダも。

現在スマブラのキャラクターは50名ほど使用可能になった。妻も一人でちまちまとプレイしつつキャラを増やしてくれており、帰宅後キャラクター選択画面を見るのが最近の楽しみである。

今までのスマブラは他人の家で、既に出そろったキャラクターで遊ばせてもらっていた。他人のコントローラーだからスマッシュにも遠慮があった。

それでもヤマブキシティ上空ステージでペラッペラのポケモンが飛び出して来た時、懐かしさにちょっと泣きそうになってしまった。

ようやく自分のものになったスマブラを楽しみたい。

ひとまずはこのタイミングでセールになっているswitchソフトの中から何を購入するかという幸福な悩みが待っている。

ハードを購入したときはいつも、ソフトの視野が広がるのが何よりも楽しい。おススメがあったらご教示ください。