今週のお題「2019年買ってよかったもの」
余談
妻が青色申告者であることは既に述べた。
妻の偉大なところはコツコツと決して浪費せず誠実に仕事をこなすところで、爪に火を点して業務をし続けてくれたところ、扶養の範囲内から外れそうになっていた。せっかく稼いでくれているのに爪に点した火によって扶養が外れ保険料諸々の負担が発生し家計が火の車になっては本末転倒であり、何かしら経費を捻出する必要があった。
気が付くと我々の元にはiPadProが現れていた。ついに我々もappleの軍門に下るときが来たのである。木本家において2019年は知恵のリンゴがかじられた記念すべき年となったわけだ。
applepencilも導入することにより、妻は同人活動における校正が大変楽になったという。そして「推し」の美麗画像をその美しいディスプレイでじっくり鑑賞することも可能となったようだ。
加えてairpodも購入した。思った以上にうどんであるが取り出した瞬間iPadProと連携して大企業のプロダクトに驚かされることしきりであった。
また、androidの民であった我々はTwitterでおもしろそうなアプリが出るたび、apple限定で臍を噛むことがしばしばであったがその懸念も解消された。
妻にとっては「即売レジ」が大ヒットであったようである。いやこれはandroidでも配信されているが。ともあれiPadPro周りが妻が今年買ってよかったもののようである。
正直2人ともまだ上り始めたばかりだからよ……この果てしないapple坂を……という感じなのでこの辺りはまたいずれ別項を立てたい。
本題
ところで筆者のノートPCの液晶画面はますます惨状が進行していた。
いつの間にか三つ目のベイマックスが出現していたのである。
もうこうなってはいよいよ筆者も覚悟を決め、5年保証を活用しようと購入店舗に乗り込んだ。
が、筆者はすっかり忘れていた……このノートPCは安い分保証期間は3年だったのである。パネルを交換するしかなく、そうなると8万円は下らないだろうということであった。折しも周りで慶事が続き、お歳暮シーズンでもあり、筆者には肩を落として帰るしか選択肢がないように思われた。
しかし売り場にて筆者は邂逅を果たす。
surfaceGO。
ブラックフライデーだかサイバーマンデーだかの力によりタイプカバーが今なら無料でついてくるらしく、店頭販売モデルであれば最新のofficeもついてくるらしい。これにsurfaceペンも合わせ買うことでさらに価格を丸めることが出来ないか交渉をし、ノートPCが保証できなかった罪悪感もあったのか、6万円強で買えるという。
くしくも給料日であったので、決断的購入をするに至った。これで筆者のささやかな副業も納税を回避できることにもなった。
裏面はメタリックな感じで「メカ」っぽさがあってかなり気に入っている。ロゴもここまでダサくなるといっそ突き抜けたすがすがしさがあってよい。
タイプカバーはマグネットでピタッと吸い付きまさしく人馬一体、逆にようこれを別売りしようと思ったな、といった代物である。同じくsurfaceペンも側面にがっちりと張り付く。砂場にはsurfaceを持ち込まないほうがよさそうだ。
タイプカバーの表?裏?はこんな感じ。ファブリックで手触りが良いが、経年劣化が心配な材質でもある。
タイプカバーを合わせても普通のボールペン程度の厚さで、重さは1キロに満たない。その辺のBluetoothキーボードだと電池まで合わせるとそれだけで同じくらいの重さになると考えると、この軽さは非常に勝手のいいものだといえるだろう。
打鍵感はというとやはりキーボードのピッチは小ぶりだが思ったほどではなく、職場で用いているPCの中にDELLの11インチがあるがそれに比べるとかなり良好である。ただ薄さもあってペコココココココココココという感じで結構音が響く。また前述したようにタイプカバーの材質はファブリックであるので皮脂や今の季節はともかく夏場は汗で汚れそうな点は気になるところである。
個人的にはPrtScnとonedriveの合わせ技で気軽にスクショがクラウド保存できるのがうれしい。
スペックについては小型機相当の控えめなものであるが筆者の用途であるブラウジング・ライティング・動画鑑賞・読書程度なら問題あるまい――と考えていたがここで一つ問題があった。
surfaceGOは初期状態で 「Sモード」に設定されている。surfaceなのかsafeなのかsecurityなのかわからないが、とにかくSモードなのである。これはマイクロソフトストアにてDLできるアプリしか導入できないようにすることでPCの安全性を高めることを狙いとしているのだが、マイクロソフトストアにはGooglechromeもkindleもないのである。
が、このモードは後戻りはできない、という脅しさえ気にしなければ設定で簡単に変更ができる。
こうして高性能Googlechromeダウンローダーは我がsurfaceGOにおいてその役目を終えたのだった。
翌日、さっそく活躍の時がやってきた。年末が近づき、祖母の医療費を確定申告に向け集計しようということになったのである。
今までは会社鞄の中身を一度出し、15インチのPC、ACアダプタ、マウスを入れて運んでいたのだが、surfaceGOであれば日ごろ使っている手提げに楽々入ってしまった。
もちろん肩に下げても気になる重さでもなく、祖母宅においても取り回しが良くて重宝した。まだ買ったばかりというのもあるが起動の速さにも感動する。
ただやはりマウスの必要性を感じ、アークマウスを注文することにした。
アマゾンプライムが即日届けてくれたアークマウスはフラットにたたむことで収納性が向上する未来マウスである。ただしいくら未来のマウスであっても宅配伝票に書かれた「PC部品」を曲解する妻との溝は埋めてくれそうにはなかったが……。
ともかくこれで四天王が揃い、我がsurfaceGOは真なる姿を取り戻したといえる。
それから約20日。今のところ快適に使えている。依然述べたkindlefireでの執筆のネックは、遅延はそれほどなかったのだがスリープのたびに接続が切れたり、ブラウザが全画面表示ができないように改悪されたり変換精度が悪かったりという部分であるのだが、これらがすべて解消された。動作のもたつきも特に気にならない。
surfaceペンを使いこなせたらよりいろいろな効率が上がるのだろうなと思う。
スクショ→書き込みがサクサクできるのは便利であるし、
付箋もなかなか手軽でよいが、もっとスマートに使いたいものである
あとは小学校ぶりに絵を描く練習をしてもよいかもしれない。
また、タブレットとしてはベゼルが結構広いのでしっかり保持できるのが良い点であると思う。ブルーライトがカットできたりする点もよい。やはり見開きで漫画が読めるのは良いことである。(歴史劇画 大宰相 第五巻より)
昨年末、筆者はニンテンドーswitchを購入し、今またsurfaceGOを購入した。
どうも年末にデジモノが欲しくなる性分であるようだが、どちらも喫緊の必要性はないが相談したところ「あなたが稼いできたお金だからあなたが役に立つと思うものにお使いなさい」と言ってくれた妻の内助の功があってこそ家計が安定し、かようにビビッと来たものを購入し、その後しみじみ買ってよかったと噛み締めることが出来ることのありがたさと感謝を述べて記事を閉じたい。