カナタガタリ

すごくダメな人がダメなすごい人になることを目指す軌跡

4月になれば彼女達は

余談

4月である。弊社は年度初めでも何でもないのであるが、しかしここの所取引先の3月締めの忙しさのあおりを食らって結局忙しく、このように毎年自分のところの年度締めと人様のところの分とで2倍忙しいことにもようやく慣れてきた。

早いもので、転職して丸5年が経った。その間に3回引っ越し、妻と入籍し、ブログを始めた。あっという間という気もするし10年分くらい働いたような気もする。もともと新卒あるあるとして3年目の転職として選んだ場所であるから、セカンドキャリア()である現職の方が歴が長くなったわけである。

もとより部署の責任者としてヘッドハンティング押しかけ荒法師してきた人間であるのでキャリアアップというものはないのだけれど、少しは肩書に相応しい仕事ができるようになった……と信じたい。ある程度ルーティンはあるけれど、よく言えば何でも屋、言ってしまえば雑用係の毎日出たとこ勝負のこの仕事が筆者は結構好きである。困ったことに、家と妻がもっと好きなので常に帰りたい衝動との戦いではあるのだが。

ともあれ新入生、新社会人の読者諸賢、おめでとうございます。とりわけ新社会人の皆様、もしかしたら初めてTwitter他でエイプリルフールネタについていけず、昼休みにその「夢のあと」の残骸を眺める体験をしたかもしれない。年度初めに有休を使える身分を共に目指しましょう。なにはなくともご飯は食べましょう。結構昼休みとか食事時間とか社風がもろに出るので、そこで違和感を覚えたら早めに転職を考えるのが吉だと思います。割とマジで。初日から転職の勧めをするのはどうかとも思うけれど。

本題

そして4月ということは、「計画通り」IZ*ONE(以下アイズワン)の活動終了の月となった、ということである。これほど「時計が処刑の時刻を差す」というリリックが響く月を筆者は知らない。

専用アプリで配信される「プラメ」もサービスが終了し、オフライン化するのかと思いきやアクセスが出来なくなってしまうのだという。この辺り、実際にメールとして配信されていた「モバメ」との違いが悪い方に出てしまった形だな……と思う。

「長い冬」のあと、筆者は全員分のプラメをとっているのだが、実は最近、読めていない。着弾したとき、見出しみたいにちらっと見える部分は読むけれど、アプリにアクセスする気になれないのである。まるで見た瞬間から文章と共に彼女らが少しずつ揮発していくかのように思えてしまう。おはようということが、おやすみということが少しずつ死んでいくことだとしたら葬送の行列がそこにひしめいているような錯覚さえ覚えた。

先日、彼女らは元の事務所に戻る旨がネットニュースになった。筆者はこれを、ある種の報復処置、対抗呪文のように感じた。一部の過激な行動に対する牽制であると。そういうことをいうのなら、こちらは「事務所連合」としてこういうことをさせてもらいますよ、と。

筆者としては、訳のあやかもしれないが「解散」ではなく「活動終了」というところに希望を見出していて、それこそウォニョンさんが成人した時に「ドリームアイズワン」とかやってほしいのである。ウォニョンさんとユジンさんで「ダンスを思い出すまで」やってほしいのである。ていうかマジで日本ラスコンやらないの……?

そのためには筆者も散々言ったように色々思うところはあるけれど、決定的に決裂してアイズワンという概念自体が取り上げられるよりは、例えば既存曲を買ってチャートを逆走させるような形で彼女らへの支持を示し、また事務所にウィズワンの魔法(物理)を炸裂させたいと思う次第である。

またも日が替わる30分前の書き散らしになってしまったが、この辺りにしておく。

プラメ最後の日、彼女らが題名を合わせてきたり、繋げてきたりしたらきっと泣いてしまうだろうなと思う。その前に頑張って過去分を咀嚼しておかなければ。プラメは心の栄養である。泣くのにも栄養がいる。

4月になれば、桜が散れば、彼女たちは遠くに行くのだろうか。美しく咲き誇り、バラの花道を歩いてきた彼女らが桜のように舞い散ってしまうのならばやるせない。けれどそうしてうつくしいところだけを見せてくれようと懸命に発信し続けてくれる彼女らの意を酌んで筆者もそういうふるまいをするフェーズに入ったのかな、と思う。

とはいえそれなら5月以降の彼女たちの去就を早く発表してほしくもあるが……。

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海街diary 6 四月になれば彼女は (flowers コミックス)