余談
娘が生後三ヶ月となった。妻のお腹の中にいるときだって懸命に生きてくれていたのだから生後というのは違和感があるが。産後とか？ あえて言えばハーフハーフバースデーとかだろうか。来週は100日祝いである。
早い、とも思うし、もはや家族3人でなかったときが遙か昔のようにも思える。
スマホ時代の恩恵、娘の一挙一動に写真をバシャバシャ撮っているわけであるが、（Google1に加入して夫婦で共有追加ストレージを購入しました）人物別に分類すると娘が大差をつけて筆者と妻を抜いて1位となっており、娘からすれば家庭内パパラッチが入れ替り立ち替わり現れることにうんざりしているかもしれない。
しかし肝心なところ、ふわっと出て来た満面の笑みはなかなかくっきりとらえることが出来ない。Googleフォトのよいところは動画で撮影してそのフレームを別途写真として保存することが出来る機能がついていることで、とりあえずスマホを撮影モードにしておいてここぞというところを後から切り抜こう――と思いつつ溜まっていく未編集の動画。
なぜって昨日よりも明日よりも今この瞬間の眼前の娘が最もかわいいのであり、編集作業に時間を割いている暇など……なし！
と言うことで今のような妻子ともにすやすやタイムの時に編集を試みるのだが、「娘の動画を消す」ことが、「ゴミ箱のボタンを押す」ということが出来ずに結局ストレージが圧迫されていく。追加課金の日は近いかもしれない。
娘は極めて健康、睡眠時間も長くなり親としてもまとめて眠れる時間が増えた。ただし季節柄肌が赤みが差すようになり、保湿を頑張ってみるもののますます頬、顎が腫れてしまったので小児科でヘパリンとキンダベートを処方してもらい塗布するとみるみる改善した。小児科医の先生にも言われたが、「こんなことで」と思わずすぐに病院にかかることの大切さを味わい、娘にはかわいそうなことをしてしまった。
成長曲線は上限ぎりぎりを突っ走っており、これは妻がKAT-TUNの「REAL FACE」のファンであることが何か影響しているのかもしれない。ミルクは最近では200ml飲む。吐き戻しもほとんどしなくなった。が、吸う勢いが強くなりほ乳瓶と乳首をベコベコにすると言うことがあって乳首を3ヶ月以降向けのものに新調したところ、今度は吸う勢いと飲む勢いの均衡が取れず、口の端からこぼしてしまうことが増えて難儀している。（油断するとそのまま新宿駅のような複雑な構造になっている首元へ流れ込み肌が荒れる一因となってしまう……）
首はすわりそうですわりきらず、寝返りがあと一歩で出来ないのでイライラして泣く、と言うことがしばしば起きる。時間があるときは介助してひっくり返すと、少し移動したりして感動する。頭を起こしたときの娘の自慢げな表情と言ったら！
名前を呼ぶと、一瞬動作が止まってにこーっとすることが多くなった。また、両親の「かわいい」に対して機敏に反応するので自分の固有名詞を「かわいい」だと思っている節もある。かわいい。
動作が止まって、と言えばモンハン愛好者である筆者はしばしば咆哮キャンセルを始めとするいかにもゲームらしいモンスターの所作に「自然界にそんな動きをするやつはいねえよ！」と思っていたが、すやすやから突如全身をのけぞらせての絶叫、からの満面の笑みなどを経験すると開発陣に謝りたい気持ちでいっぱいである。
コロナ禍がようやく落ち着こうとしているが、インフルエンザの流行が予感されなかなか両家の親も含めて親戚と対面は出来ていない（オンラインでは行っている）のだが、お互いのために暫く辛抱して欲しいと思う。
本題
余談が、ながくなった。
本来はこの後、はてなブログ10周年特別お題「好きな○○10選」にのっかってとあるテーマで書かせて頂くつもりだったのだが、どうも絞りきれないので余談とびっくりするくらい関係性がないが10の質問に答えていく。娘がふえふえ言い始めたので小一時間でささっとやっていきたい。
はてなブログ10周年特別お題「はてなブロガーに10の質問」
ブログ名もしくはハンドルネームの由来は？
ハンドルネーム「木本仮名太（きもとかなた）」は以前からインターネットで使っているもので、もともともとは「木本火奈太」で全部シンメトリーの漢字を使おう……というコンセプトがあったように思います。
「仮名太」というのはいかにも偽名らしくて気に入っていますが、そんなひねった名前でもないので結構被りがちなのが悩みだったり、逆に迷彩になって良かったり……。
ちなみに「木本仮名太」は今年成人式を迎えました。
ブログ名はそのまま、仮名太が語るので「カナタガタリ」。
敬愛する西尾維新先生の作品に「刀語（カタナガタリ）」という傑作があって、今も「カナタガタリ」で検索すると「もしかして：カタナガタリ」と出てくるのですが、これをいつか「カタナガタリ」で検索すると「もしかして：カナタガタリ」と出てくるような立派なブログにしよう！
という、密かな目標があります。先は長いです。
カナタガタリで刀を語ることも、しばしばあります。
はてなブログを始めたきっかけは？
おまわりさん！ この人です！
結騎了さんはご存じの方も多い稀代のアウトプッターで、Twitterで気がつけば7年くらいフォローさせていただいていたのですが、この記事以前にもしばしばそれこそトレンドに則れば「お前も鬼にならないか？」と言わんばかりにTwitterでブログを開設を唆しておられました。
それに加え、一年の計は元旦にあり、2018年の新年に何か新しいことを始めたいと思っていたこと、大河ドラマ「西郷どん！」が始まろうとしていたこと、「風雲児達蘭学革命編」がとてもよかったこと（みなもと太郎先生のご冥福をお祈りいたします。）、関連する無料コンテンツの認知度が少ないと感じたこと、と複合的な事情でえいやっと開設したのがきっかけです。
自分で書いたお気に入りの1記事はある？あるならどんな記事？
私も20年ほどインターネットをやっているので電子の海にどこまで個人情報を出していくのか、というのは結構気をつかっていたんですがここでちょこちょこでてきた妻にメインで出て来てもらったことでブログをかなり展開させやすくなったという覚えがあります。あと単純に書いてて楽しかったですね。
いつもながら文章のテンポと比喩表現が絶妙で読んでいて楽しい。 / 他1コメント https://t.co/6VwEFywdAN “余談無し！ 妻におねだりされた「ホワイトデーのお返し」が最高だった話。 - カナタガタリ” https://t.co/0Q64ycT0sL
— 結騎 了 (@slinky_dog_s11) 2018年2月28日
あといわば師匠筋である結騎さんがブックマークしてくださってありがたいなあ……という思い出もあります。
ブログを書きたくなるのはどんなとき？
基本的には夏休みの絵日記の延長線上の気持ちで書いているので何かしら「おっ」と思ったときの記録をしたいな、という時に書きたくなります、というか書いています。
また、以前だとどうしようかな～と思っていたことも「ブログに書けるな」と考えてやってみることもあります。因果の逆転。
最近はTwitterの機能「スペース」でお話しをさせてもらっているときなどふつふつとブログ書きたい欲が湧いてきたりしますね。
下書きに保存された記事は何記事？ あるならどんなテーマの記事？
今数えたら21記事ありました。ほとんどは「西郷どん！」の感想記事ですね。
毎週展開されるコンテンツに更新が追いつかず……という感じで本編への心証も相まって最終的には投げ出したような感じになってしまいました。その「大河疲れ」で翌年の後々考えればドはまり必死だった「いだてん」を見逃してしまうなど、自分の筆の遅さを痛感する出来事でした。
後は今回のような「今月のお題」用に途中まで書いてそのままになってしまったやつとか、旬をのがしてしまったやつとか。
後者で記事タイトルまであるやつは列挙しておこうと思います。
ヒプマイのポッセVSMTCは結果発表までには書きたいですね。
・ 天衣無縫、軽妙洒脱/前人未踏、現状離脱――シブヤVSヨコハマドラパ「Catch Us If You Can」＆「A dream...for good or evil」及びバトル曲「Reason to FIGHT」完全ネタバレ感想・考察・妄想
・ 夜中に僕は虚数大海戦でネモを活躍させたかった――FGO「虚数大海戦イマジナリスクランブル ～ノーチラス浮上せよ～」の感想では決してない何か
・かつて（幼女）先輩だった俺たちへ――ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rhyme Anima一話感想
・彼女と入居し、妻と退居した。
・まだ俺の（元）ターンは終わっていないぜ！
・遠距離恋愛男子の心を折りたかったら「木綿のハンカチーフ」対応をすればよい
自分の記事を読み返すことはある？
よく読みます。自分のブログのPVの1/3くらい自分なんじゃないかなと思っています。結構「このことについてはまたいずれ」みたいなものがそのままになっているのでなんとかせんとな……と思ったりもします。フェルマーかよ。
前述したように基本は自分の日記なので読み返すと色々思い出せて楽しいです。
好きなはてなブロガーは？
購読している方は皆好きです！
はてなブログに一言メッセージを伝えるなら？
アプリをもうちょっと…お願いします。
10年前は何してた？
折角なのではてなブログが誕生した2011/11/7をtwilogで検索してみました。
アドベンチャーオブチンチン
— 木本 仮名太 (@kimotokanata) 2011年11月7日
……何してんの？
本屋はいい 本の数だけ可能性の扉が開いているかと思うと呆然半ば朦朧とした後感動する
— 木本 仮名太 (@kimotokanata) 2011年11月7日
あとは本屋にも行っていますね。広島駅前のジュンク堂だと思います。
リアル書店もずいぶん行けてないなあ……。
ズタズタな就活もなんとか終わり、それまでを取り戻すべく映画を見たり本を読んだりゲームしたりとまさにモラトリアムな日々でした。1日に今の10倍くらいツイートしてました。
この10年を一言でまとめると？
家族がふえたよ! やったね仮名ちゃん！
