今週のお題「買ってよかった2021」
今年も翌年になってから書くことになる体たらくにはあきれてしまうが、そういったところも受け入れてくれるはてなブログが好きである。
とか言っているうちに一週間たってしまった。はてなブログのお題も変わってしまった。はてなブログのバカ! スマホアプリで「星をつけてくれたこの方は誰だろう?」ってクリックしたら当該自分記事に戻る仕様やめろ!
ともあれ、本来書きたいときにかけるというのが自分のブログの利点だったはずである。
昨年、父になった。コロナ禍の妊娠・出産・育児に駆け抜けた一年だった。
必然、そういったものにまつわるものの購入がほとんどだった。
一つの記録として、また年末年始の連休のカウンターとして新たな波が見える中、不安を抱えている同じ境遇にある人々のささやかなお役立ちになればという思いで、いつもとちょっと毛色が違う「買ってよかった」記事を書いていきたい。
妻の妊娠時期の関係上、2020年末も含むことはご容赦いただきたい。
以下、ざっくり「妊娠期、出産・新生児期、現在(乳児期)」と分類しているが、わが家庭の感覚的なものであり、医学的な分類ではないことにご留意ください。
妊娠期
「背中も支える抱き枕」ベルメゾンネット
妊娠が発覚した段階でまず真っ先に購入をお勧めしたいのが抱き枕である。我が家ではこちらと授乳クッションに使えるものと二つ購入したが、妊娠時点ではこちらの抱き枕が大いに活躍した。説明にあるように、背中まで支えてくれるのがよくある抱き枕との違いで、その分値段も高くなるが後からこちらを買い足した妻は「初めからこれがあれば……」と悔恨していた。
出産後は、娘が寝返りを会得するまではその周りにぐるっと張り巡らしてその横で親は仮眠をとるなど、万が一自分の寝相で娘をつぶさないための障壁としても活躍してくれた。
見た目通り結構場所をとるので場合によってはパートナーの就寝スペースに留意が必要である。妊婦にとって睡眠は超重要であるがまとまって得ることが難易度が高いのでパートナーはその確保に全力を注ぐことが家庭安寧のカギである。
「クッションプレイマット」TAOTAO
我が家はフローリングである。産前産後は母体は常に不安定で、ふっと横になりたい時がある。それは寝室がそばかどうかということを考慮しない。
このマットは4CMの厚みがあり、平時は産前ヨガやフィットボクシング時のトレーニングマットに使用しても今まで使っていたヨガマットとは雲泥の差でこちらが防音性、クッション性に優れていたし、妻がふとふらついた時に寝転がるのにもよかった。
また、産後新生児期は妻は寝室ベッドでゆっくりしてもらい、娘と筆者はこのマットで寝る、ということにも役に立った。正直筆者が独身時代に使っていたシングル布団よりも寝心地が良い。
現在の乳児期は娘の遊び場として主に活躍している。表面はPU防水レザーであるからよだれやミルクなどもさっと拭き取れるのでメンテナンス性にも優れている。
このように妊娠初期から現在まで幅広く活躍しているのでこのマットでなくとも、(西松屋には厚み3CMがあったと思う)厚めのマットを早めに確保するのはおすすめである。
「コープ共済「たすけあい」女性コース」コープ生活協同組合
妊娠してからでも加入できるコープ共済は生命保険と比べて掛け金が安く済み、女性コースは妊娠性糖尿病による入院や帝王切開なども対応しており、掛け金は年末調整、確定申告で生命保険料控除の対象にもなる。
筆者は育休を取得したため、育休給付期間までの無収入期間に迅速に給付金を振り込んで頂いたのは大変助かった。書類もわかりやすかったし、窓口の方の対応も真摯であった。
このことから生まれた娘も早速コープこども共済に加入したが、この際も「奥さんと補償かぶってる部分があるから外しますね、月々の金額少し下げますね」と黙っていれば差額をふんだくれたのにわざわざ連絡してくれ、ますます好印象である。
前掲した記事に書いたとおり、妻も元々帝王切開の予定はなかった。コロナ禍は特に妊婦さんにはストレスがかかりやすく、通常時には予測できないトラブルも多いと聞く。転ばぬ先の杖としてぜひ加入をお勧めしたい。
いやらしい話だが大事なお金の話としては、仮に一年間加入したとして掛け金は女性Lコースの場合2,000円×12=24,000円であり、緊急帝王切開で九日間入院した場合は8,000円×9+4万円=13万2千円の給付金を受けられるので即元が取れる。世の中にお金で買えないものはたくさんあるが、この安心が月々2千円で買えるのは安いと筆者は断言できる。
つらい話だが、流産手術も対象になる(これはコープ共済だけの話ではないが、基本的に健康保険適用手術であることが給付の要件であるので人工中絶は対象にならない…はずである。そのつらさに寄り添う仕組みができることを切に願う)。
特に妊娠初期は、妊娠検査薬の精度が上がったこともあり、不安定な状態の胎児、胎嚢も多い。明日がどうなるかはまさに神のみぞ知ることであり、そこに両親の愛の深さはありこそすれ、罪などあろうはずはない。そんな時少しでも前を向く助けにきっと、給付金はなってくれるはずである。
事程左様に妊娠初期というのは何があるかわからないので重ねて加入をお勧めしたい。
「Fire TV Stick」Amazon
コロナ禍であろうとなかろうと、妊婦さんの外出というのは難しい。体力的にもしんどいし、風疹などコロナウィルス以外のリスクも多い。
もともとインドア派の妻にとってまさに救世主であった。
夫婦で昨年春ごろ、「アンナチュラル」や「コウノドリ」を一気見したのがつい最近のことのようである。
TVerでは地域ごとのテレビが見れたりもするので、帰省できない妻は地元広島のローカル番組を見て気持ちを和らげているようでもあった。
いよいよお腹が大きくなり、ベッドでの時間が長くなったときはTVから外し、ゲーム用のモニタにつなげてベッドサイドに置いたりもした。そういった取り回しができるのも美点である。
いわゆるパパママ教室、赤ちゃん教室もコロナ禍で吹っ飛んでしまったので産婦人科医の先生や助産師さん、先輩ママさんなどが投稿している妊娠・出産アドバイスをYouTubeで見たりして勉強したりもした。夫婦でできるマタニティヨガなどはコミュニケーションにも役立った。
Amazonミュージックで胎教にいいクラシックを流してみるというあわよくば狙いをしてみたりなども……。
出産後は娘と同じ月齢のお子さんたちの動画を見たり、逆に丸一年先輩の動画を見たりして共感したり、今後娘の前に立ち現われそうな問題の予習をしたりしている。
娘はTVerでみられる「しなぷしゅ」やYouTubeで見られるTWICEのMVがお気に入りのようである。
大変便利でもはやない生活が考えられないほどであるのだが、YouTube動画はエビデンスのないものも多く、また検索して動画を探す、関連動画がつながっていくというアルゴリズム上、一度陰謀論やデマのものに足を踏み入れてしまうとどんどんディープなものに引きずられていき、知らず知らずのうちに「目覚めた」人になってしまうので十分な注意、配慮のもと視聴が必要である。
育児関連についてもあくまでわが子はオンリーワンのわが子であるという当たり前のことをしっかり胸に止めていることが肝要であろう。
「YouTubeであの人がこう言っていた!」
ではなく、かかりつけ医にこまめな相談が一番である。
子どもの子守代わりにYouTube…というのも、サムネを偽装してグロ動画につなげたりする平成の遺物みたいな悪意が転がっているので同じ動画を見せるのであればプライムビデオ他のキッズカテゴリのしっかりとしたプロのコンテンツを見せた方が良いだろう。
「長袖ワンピースパジャマ」ベルメゾン
胎児の成長に従って幾らか部屋着、パジャマを買い足した妻が絶賛していたのがこちら。(妻は春夏用ユーザー)着心地の良さ、コスパ、耐久性、生地の柔軟性でお腹が大きくなっても苦しくない、ボタンが下までついているのでお腹だけ出せる、前開きで回診に対応がしやすい、ポケットの収納力が侮れない、寝るときに足と足の間でボタンを留められて裾がうっとうしくない、とマタニティウェアに求めているものがすべてそろっていたという。妊娠中は体型が変化し、通常期にしなかった些細なことがストレスになりがちであるという。それらの大部分が解決されたということで夫としてもお勧めしたい。
出産・新生児期
「ほほえみらくらくキューブ」明治
神。
もしノーベル子育て賞があれば真っ先に受賞すると思われる。産後約10日、妻子が我が家に帰って(やって)きた。その喜びもつかの間、幕を開けたのは娘と筆者との真剣勝負(セメント・マッチ)である。育休申請は9月から。しかし妻はまさしく満身創痍、本来であればあと3か月はゆっくり療養していてほしいところであるが昨今の入院事情はそれを許さない。土日、帰宅~出勤までの育児は筆者がメインとなることとなった。
幸い、娘は規則正しくきっかり3時間でミルクを欲しがり、イレギュラーはほとんどなかった。とはいえ深夜3時にこまごまスプーンでミルクを量っていたら、絶対に途中で今何杯目かうとうとして忘れていてしまっただろうな……。とゾッとする。
ましてや、産後のからだを引きずって面倒を見なくてはいけないお母さんがたたるや。
このキューブはそんな人々へもたらされた福音である。やはり割高にはなるが、その便利さ、それによって解決するもろもろ(時間、粉をこぼしたり入れ間違い、収納場所、ゴミ捨て)を考えると決して高いとは筆者は思わない。
気を付けなくてはならないのはこの「ほほえみ」、ミルクの中ではかなり甘い方らしく、これに慣れてしまうと他のミルクに移行しにくい……ということがあるらしい。
「常温で飲める液体ミルク」アイクレオ
神2。
1か月検診、お宮参り、日々の買い出し……最低限の外出はどうしてもやってくる。待ち時間が読めなかったりもする。ミルクの時間がやってきたりもする。そういうときの強い味方である。やはりいい値段がする。しかも、「ほほえみ」とは対照的にミルクの中では一番ワイルドな味をしているらしい。が、空腹は最大の調味料なのか娘はどんどん飲んだ。昨今各地で地震が頻発する中、災害用備蓄としてもお勧めである。
紙パック用の哺乳乳首をセットで買うことを強く推奨する。
追記:現在は森永Eミルクを使っているが、ネットで検索して「どうして最初からつけておいてくれないの…?」というものを見つけたので付記しておく。いずれ使用レポートも書きたい。
「電子レンジ消毒器」西松屋
こちらも筆者と妻を睡眠不足から救ってくれた。手軽さは地球と親を救う。電子レンジ消毒に懐疑的な方もいるようだが少なくともうちの娘は今日も元気です。気になるようなら薬液と併用してもよいかも。
「スポンジベッドくま」西松屋
動画で子育てを予習していた時、最もドキドキしていたのが沐浴だった。特に新生児を裏っ返して浴槽のふちに預けつつ背中を洗う……という動作には思わず声に出して「いやいやいや無理無理無理」と言ってしまったものである。
実際のところ、我が家にやってきた娘は通常より安心感のあるサイズで動画で見ていたお子さん型より抱っこもしやすい親孝行ものであったが、当然首は座っておらず、例えるならめちゃくちゃかわいくて危なっかしいうなぎだとかなまこのごときであった。
事前に買ってあったビニールタイプの沐浴風呂で2週間ほどチャレンジしたものの、かなり苦戦した。これが夏だったからよかったものの、冬であればもしかしたら娘は風邪をひいてしまっていたかもしれない。
そんな時妻が見つけてくれたのがこちらである。風呂の洗い場にこれを敷き、全身をくまなく洗ってあげた時の楽さ、今までの苦労はなんだったのだ感は忘れがたい。ぜひ購入をお勧めしたい。
現在(乳児期)
「てのひらふとん」ベルメゾン
あれ…? うちのこって背中スイッチない……?
と思ったのもつかの間、生後1か月のアップデートで無事実装されてしまった。明らかな改悪であるが済んだことを嘆いても仕方がない。投入したのがこちらのてのひらふとんであり、窮地を何度も救ってもらった戦友である。デビュー戦で娘の吐き戻しで即退場しつつも丸洗いできたのもありがたかった。
ただ、2つくらい持っておくともっと安心なのかなとは思う。
「こどもちゃれんじbaby」ベネッセコーポレーション
我が家では3か月ごろに特別号を申し込んだ。プレイマット、付属するたくさんのおもちゃ、絵本など恐ろしく充実しており、今後優良顧客になりうる赤子へのベネッセの「本気」を垣間見せられた。娘は大変気に入っており、クリスマスにオーボールを与えるまではおもちゃの類はこれだけで全く問題はなかった。
特別号単体で考えると2千円は恐ろしいコストパフォーマンス(たまひよかなんかの得点でもっと安くなっていた気もする)で、変にあれもこれもと手を出すよりよほど経済的であると思う。来月はいよいよ6か月を迎え、最初の定期号がくるので夫婦ともども楽しみにしている。
まだまだあると思うが、ひとまずこんなところで。主だしたらまた加筆したい。
考えながら、今までの5か月を振り返り、早くも懐かしい気持ちになった。
「買ってよかった」ではなく、「これ無料で使えていいんですか」もたくさんお世話になったので、今月中に紹介したいと思う。
出産、育児をひかえているみなさん、子どもは本当にかわいいです。その真理はコロナ禍にあってもいささかもかわりません。どうぞご自愛ください。何か参考になりましたら幸いです。