カナタガタリ

すごくダメな人がダメなすごい人になることを目指す軌跡

6月6日だからって雨ザーザー降らなくていいじゃん日記

紫陽花が 

そこかしこで咲き誇っていて、6月なんだなあと実感する。意外と6月になってからの方が天気が安定していて、過ごしやすく、いい感じである。問題は今月はまさに上半期の総決算だとでも言いたげに重い業務が集中していることで、これに物価高や年度初めの支払(自動車税NHK、固定資産税、Googleフォトの追加容量代…)がどっと押し寄せてきて、晴天と夕方のそよそよとした風の外界を尻目に、心はすっかり梅雨模様。娘は15㎝の上履きがきつくなってきて、買い替えるついでに祖父母を伴って夏服を買いそろえた。petit mainというお名前からしてなんともおしゃれなブランドを娘は切り札のように節目に1着買ってきていたのだが、今回そこが「プティ・プラ」というお値段3桁買えるけどもしっかりブランドのかわいらしさを備えているラインを展開してくれたため、いつも西松屋で使うくらいの金額で多少被りにくそうな(子育て応援西松屋様やバースデー様は我が家だけでなくすべての家庭を平等に応援しているため、上下とも服がお友達と被るということは決して珍しいことではないのである)服が揃えられたことは大変喜ばしい。親に出してもらったのであるが。ありがとうございます。気が早い話であるが、自分がしてもらっているように娘にこのようにサポートできるかと思うとなかなか憂鬱である。節制しよう。と、この段を書いたのは6月5日だったのだが、翌日はしとしと雨が降り、まさに「6月6日に雨がザーザー降っている……!」と齢34にしてちょっと感動してしまった。

昨日何を 

聴きましたか? 筆者は「昨日何聴いた?」を聴きました。

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一昨日も今日も聞きました。DJの次元さんとリトルペンギン社のpopさんによる音楽ポッドキャスト番組(ご本人たち説明のまるパクリ)で、しばしばタイムラインを賑わせていたのだがようやく聴くことが出来た。ちょっとしたフレーズやムードから滲み出る「ホンモノ」感にドキドキしながらも新しい知識を得る喜びも感じていたわけであるが、満を持して次元さんの口から飛び出した曲が「FIESTA」であったことで筆者はこの先長くこのPodcastを愛聴しようと決意するのだった。――というのは少し虚飾があり、ほーんと第1回を開いてみたらかかる曲に「FIESTA」が目に入ってきたので矢も楯もたまらず再生ボタンをクリックした……というのが正しいかもしれない。続いて紹介されている曲たちは全く知らないのにいざ耳に届くとすっかり聞き入ってしまいSpotify無料版のプレビュー機能(フルでは再生されない)が恨めしく感じること多々であった。
親のカーステで流れた曲に始まり初めての8㎝CDとして「だんご3兄弟」を、12㎝CDとして「サウダージ」を買うことから始まった筆者の音楽遍歴は中学生時代を主にスピッツポルノグラフィティに、高校生になりTSUTAYAの会員になることで――あのころあのウクライナカラーのカードは新しい世界へのパスポートだった――同じくTSUTAYAのBookエリアで手に取ったロッキンオンジャパンや深夜のスクール・オブ・ロック、学友たちの影響もあって大いに聞く幅が広がり、そのまま大学時代自らがTSUTAYAのアルバイト店員となることでまさに転がる石のように邦楽坂は転げ落ちていったものの、洋楽(この野蛮な分類!)は意識をして聴くことがなかった。
社会人になりサブスクも普及してきたころ、筆者は「ライフイズストレンジ」というゲームに出会い、妻と共に没頭した。フランスのゲームスタジオが制作したこの作品はOPからEDまで、随所に印象深く楽曲が使用され、ことにEDのFOALSによる「SpanishSahara」は筆者の胸を大きく揺さぶったのだった。

Spanish Sahara

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だらだらと話したが、そのFOALSが第1回の雑談の中でさらっと出てきたので、勝手に親しみを覚えたりしてしまったのである。 
その親しみのままに今度はプレゼンの鬼:四角さんが出演されている回を聴き始めた。

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四角さんの名は知らなくとも「おやすミニョク」という単語は知っている……という人々もいるくらい、筆者にとってはモネク(スターシップ事務所の誇る野獣アイドルMONSTAXのこと。よく収監されている気がする。エッ「ワカワカ先輩」として一世を風靡したのが4年くらい前……?)ペンとしての印象が強く、当然その話が繰り広げられるかと思ったが、それだけではないのが才人の知識の奥深さである。筆者はサバイバル番組を好んで見るという死後地獄の業火に焼かれることが運命づけられた趣味を持っているが、今ではもはやベテランの風格すら持ち始めた世代たちがかつてデビューのため披露していた課題曲としてF(X)のホットサマーはよく見られた。筆者より深くK-POPを愛聴する妻に言わせれば、この作風の変化が即ち今渦中にいる不世出のプロデューサー・ミンヒジン氏においてソルリという人がどういう存在かわかるような気がする……と四角さんが紹介された4wallsを指して言っていたことを思い出す。それはそれとして、愉快動画をシェアすることも忘れないそのエンタメぶりはさすがである。

4 Walls

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次元さんの繰り出す「Panorama」…十年に一度の傑作「ラビアンローズ」があり、百年に二度とない名歌「ヴィオレッタ」があり、初回でも紹介された千古不易の叙事詩「FIESTA」……それらを経てなおアイズワンが繰り出してきた文字通り畢生の、万古長生の曲こそが「Panorama」であった。二年半というただでさえ短い活動期間を大人たちの事情と未知のウィルスによってなお阻まれてしまった素晴らしい十二人が、終わりを予感しながらも最後に愛するファンたちに「永遠に覚えていて 約束よ がっかりさせないでね」と告げて終る……。確かにこれでアイズワンというアイドルは「完成」してしまったのかもしれないが、まだまだ続いてほしかったという気持ちが今もなおある。次元さんやそれを受けての四角さんのトークは既に披露から二年以上過ぎていたはずだが、それを感じさせない熱量であったことがアイズワンがいかに素晴らしいグループであったかの証左であると言えよう。

言語化が巧みな出演者所見をもってしても、アイズワンを考えた時、言葉に詰まる、いや、言葉が余計になっていく……。まさにアイズワンという宇宙の完成を見るようであった。

Panorama

Panorama

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そうして本日、日プ女子感想回を聞いたわけである。2人の共通のpickである笠原桃菜さんはもちろん、それぞれのいわゆる2pickが最終的にデビューしているのはさすがの慧眼である。早半年が過ぎようとしており、お2人が話されるエピソードのなつかしさに時の過ぎゆく速さの恐ろしさを感じたりもするが、(もはや出だしのリープハイがはるか太古の楽曲のようだった)前述したように筆者はいわば「サバ番愛好家」みたいなところがあり(今はI-LAND2を見ています)感覚が麻痺している自覚があるので、そういう意味でも良識ある意見を聴き自分のキャリブレーションが出来て良かったと思う。

今後は時系列通り聞いていきたいと思う。いつの間にか次元さんが「法王」になっている、その就任の瞬間を何とかとらえたいものだ。