今週のお題「好きな街」
(2024/12/2筆者注:同お題で検索すると2020年5月初週の記事が多く出てくるのでその頃の下書きだと思われる。この期間のブログを振り返ってみると結構頑張っている感じなのだが、多分ギリギリに書こうとしてお題が変わってしまって諦めちゃったんだと思われる。
ちなみにそのお題をまとめた週刊はてなブログさんの記事はこちら。
当たり前だが、この記事はない。はてなブログに投稿さえしなければ、特集で取り上げられることは永遠にないのである。もちろん投稿したって取り上げられることの方が少なかろうが、0%と0.001%は全く異なるのだ。
皮肉にもそれは、この次の週刊はてなブログさんの特集に弊ブログの記事が取り上げられたことが証明している。
採用いただいた記事は公開から少し時間が経った日のレイトショーで観賞、1時間かけて帰宅し、入浴後「レヴィ=ストロース入門」をkindleで購入、読了してから記事を書き始めて投稿したのが午前2時半ごろだった。
正直なところ入門書を読みながら投げ出してしまおうかと思うこと幾度であったがもっとも新鮮な、他人の意見が入らない自らの感想はもとより、コロナ禍において言ってしまえば「不要不急」である映画鑑賞の背中を押してくれた妻への感謝も形に残しておきたかった。
そしてもちろん、ありがたいことに「木本の『シン・ウルトラマン』の感想が読みたい」と言ってくれる方々のためにも。)
はや2年半が過ぎた。
この街の住人になってからはもうすぐ丸2年になる。
(2024/12/2筆者注:そしてここからはや2年半が過ぎた。この後どう話を展開させ、どう締めくくる予定だったのか、今の筆者には何もわからない。ただ、「好きな街」というお題に対応するのだから、当然ポジティブな流れであったのだろう。折角なので「当時思っていたこと」を出来るだけ思い出し、そのあと今のこの街についても記しておこう。少しでも自分でこの記事が「放置」ではなく「熟成」されていたのだと思えるように。ということで以下本文です)
2019-2022初春のこの街について
この間で最も大きな変化と言えばやはり娘を授かったことであろう。そして街は終わりの見えないコロナ禍に晒されており、医療従事者の端くれである筆者はリモートなど夢のまた夢であった。
コロナ禍の負の影響として一番は、この街で暮らすことの楽しみの一つでもあったお店の閉店であった。売上減、経営者の高齢化、罹患したら危険な感染症……確かに営業し続けて欲しいというのがわがままであったかもしれないが、無二の味が失われた悲しさがあった。
厳しい営業規制の中でも各店工夫してテイクアウトなどを開発し、それらが徒歩圏内にあることは大変ありがたいことであった。
また、各種病院もそばにあるため、妻は産科に自分の足で通うことが出来たし、予防接種などもサッと行ってサッと帰った。夜中に娘が大熱を出したときも落ち着いて対処が可能だった。
酷暑かつ妻子はおこもり生活のため、クーラーを1日つけたままの日々が続くが、入居したマンションはマンション全体の団体割引が適用されて世間で言われるほどには電気代が高騰しなかったことも助かった。気密性が高いため、冷暖房を極端な温度にしなくて済むため通年電気代はかなり経済的だったと思う。
また、引越し前の物件からCSのアンテナ感度が改善され、ストレスなくみられるようになったし、インターネット代は無料であった。
まさに「さあ、存分に部屋におこもりなさい」という布陣であったと言える。
実際、マンションとはいえ「自分の家で気兼ねなく過ごせる」「家の些細なことでストレスがない」というのは我が家の精神状態の安定に大きく寄与したことだろう。実にいいタイミングで新居に移ったと自画自賛したい。
2022夏-2024冬のこの街について
この間の変化と言えば娘が1歳を迎え、そして今や幼稚園に通っていることである。というかもはや、娘がすべてのバロメーターである。何かを思い出す時に、「あの時は娘はまだ○○だったから……」ということがめちゃくちゃ多い。
1歳になると娘は託児施設に「お預かり」してもらえるようになった。幸い娘は好奇心旺盛、託児施設ではお兄ちゃんお姉ちゃんに可愛がってもらえるのも一人っ子としてはお気に召したようで初回は夫婦して途中でギャン泣きして保育士さんから救援要請が来たらどうしよう……等と怯えていたが、預かり時間中全くそのようなことはなく、その日娘がギャン泣きしたのは「この楽園から私を連れ出さないで」と退出時のみであった。この施設も徒歩圏内であるため、在宅業務である妻が殊更に集中したいとき、本人の通院、リフレッシュ、久方ぶりの夫婦デ~トなどに大いに活用させてもらった。
現在は平日は幼稚園があり、延長保育が圧倒的にお得なことと、土日は娘自体も参加できるイベントが多くなったため久しく利用していないが、いざというとき…という心強さがある。
就園前にここで様々な年代のお子さんと交流できたことが娘に父にない社交性が培われた一因であると思っている。
幼稚園においても現在親子ともに大変満足しており、この地域で子育てができてよかったな、と感じている。
また、引っ越して以来中止が続いていた夏祭りが久しぶりに開催され、大いに盛り上がった。引っ越す前にモデルルームで以前のお祭りの様子を見せられ、楽しみにしていたことの当事者になり、その活気に酔わされた。
マルシェや子育て世代向けイベントも最寄りの広場で開催されることが増え、アクセスの良さを噛み締めている。
かつてコロナ禍を背景に閉店した飲食店がその間に修業を積んだお弟子さんに引き継がれ復活したり、かと思えば融資の返済猶予期間が終了したり、各種助成が終了することによって若い人たちのチャレンジングな出店が撤退したりなど、商売の難しさを肌身で感じた。
なかでも娘が離乳食を食べていた頃から優しい味の味噌汁や茶わん蒸しを出してくださっていた親子で大好きだった長老のような大将のお店が閉店してしまったことは痛哭の極みであった。今の娘であれば大いに大将に甘え倒していたことだろう。お元気でいて欲しいが……。
これで1,000円。安い。安すぎる。2,000円でもいいからまた食べたい。
この5年間を振り返って
めしと娘(と妻)のことしか覚えていない。つまり幸せな人生を送っているということであり、それはこの街のおかげであることは疑いがないだろう。
ブロクリ2日目の記事でした。こんな感じで気負わずサクッと書いてください。一度書いてから追記したっていいんですから。