カナタガタリ

すごくダメな人がダメなすごい人になることを目指す軌跡

2020-01-01から1年間の記事一覧

蛇尾・2020

大晦日である。誰も彼も言っているが、筆者もまた、これまでの人生にない「大晦日感のなさ」を感じている。 とはいえ仕事はばっちり年末進行であり、これにコロナ禍での調査事項やら何年かに一度の点検作業やらいつもの月末業務やらが駆け込んできて、かれこ…

もはや漫才の大会ではない―M-1グランプリ2020ネタバレ感想

余談 コロナ禍、それでもM1は止まらなかった。例年通り、敗者復活戦からリアルタイムで楽しませてもらった。 M-1グランプリ2020☆順位予想キャンペーン私の三連単の順位予想は…1位:錦鯉2位:ニューヨーク3位:見取り図↓あなたも #GYAO 投票サイトで予想する↓…

エンドロールには早すぎる――IZ*ONE(アイズワン)カムバックソング「Panorama(パノラマ)」感想・妄想・考察

IZ*ONE (아이즈원) 'Panorama' MV IZ*ONE(以下文中アイズワン)のカムバックソングについて語るとき、いつも深夜になってしまう。もちろん、記事投稿自体を夜に行うことが多いからなのだが、彼女らがカムバックするとき、それは世の美が更新されるときであ…

絶対振り向かない―カムバック前夜、MAMAの夜に最近のIZ*ONE(アイズワン)について。

今週のお題「自分にご褒美」 IZ*ONEカフェに行く 実は過日、妻とIZ*ONEカフェに行ってきていた。万が一ということもあり、その際アイズワン諸賢に迷惑をかけることがあったら耐えられない……ということで訪問してから早一月ほど、体調は良好なので解禁するこ…

明日(とおいみらい)であなたとまた出会う―初代からフィットボクシング2を引継いでのファーストインプレッション

引継ぐまで ダイエットは継続中なのだが食欲の晩秋ということもあり、チートデイが通常デイを上回った影響もあってかリバウンドはしないものの、減少は足踏みが続いている。 そんな中でも日々の時間の増減こそあるものの、フィットボクシングはダイエットを…

きみはもう一度クラウドになったかい?――20年かけてFF7をクリアした話・前編

それは末弟が生まれた年のことであった。我々一家は一軒家に引っ越し、筆者は「子ども部屋」を得るに至った。 それを祝ってかは知らないがプレイステーションが我が家にやってきた。 それは誠に革命的な出来事で、弟(初号機)と共にドラえもんやボンバーマ…

君は音もたてずに師走になった

霜月において、初日、二日目と順調に更新できていた筆者は「おや…? これは今月はフル更新いっちゃうか……?」と思っていたのもつかの間、にわかに本業が忙しくなり、また町内会であったり他にもなんやかんやとあって竜頭蛇尾どころか蛇頭ミミズ尾くらいの情…

野生の息吹、理性の蠢き。あるいは「ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド(BOTW)」が筆者に与えた役割(ロール)について。

本題 自分へのクリスマスプレゼントとしてゼルダの伝説ブレスオブザワイルドを本体と同時に購入したのは一昨年のことだった。発売当時から絶賛されていたし、スイッチの購入理由の一つでもあったそのソフトを筆者が一応の終わりを迎えるまでには約半年の月日…

久方の光のどけき秋の日に誰いうともなく運営報告

11月である。先月書いた記事はなんと2記事。なんたること……と思って過去を見てみれば、昨年の10月は1記事であった。期せずして生産性を2倍にしていたわけであるが、10月というのは筆者にとってそういうシーズンであるのかもしれない。 ともあれ、そんな放置…

フロアがきつね色にアガるとき―映画「とんかつDJアゲ太郎」ネタバレ感想

余談 有名料理マンガの科白に いいかい学生さん、トンカツをな、トンカツをいつでも食えるくらいになりなよ。それが、人間えら過ぎもしない貧乏過ぎもしない、ちょうどいいくらいってとこなんだ。 というものがあって、最近目下減量中の筆者にとっては「そし…

さみしくとも明日を待つ――劇場版「鬼滅の刃『無限列車編』」完全ネタバレ感想

表題にある通り劇場版「鬼滅の刃『無限列車編』」の縦横無尽なネタバレがあります。原作の以降の展開に関してのネタバレは8巻収録分に関し最後に再度注釈と共に多少ありますが、それ以降のものはありません。 余談 久々にこんなに長い間ブログを書かなかった…

紀本常務かわいそうです>< 半沢直樹「銀翼のイカロス」編最終話含むネタバレ感想

余談 とうとう「半沢直樹」が最終回を迎えた。 今回も予想を裏切り、期待を裏切らない展開を見せてくれた。 以下、原作の簡単なあらすじと、ドラマ版との違いを比較しつつ、速記的な感想を述べていく。 いつも以上に乱筆乱文となるであろうがご容赦願いたい…

この世は舞台、人はみな役者――半沢直樹シリーズ最新作「アルルカンと道化師」ネタバレ感想

余談 細々とネットの片隅で展開しているこのブログだが、最近土日にやたら伸びる。 どうも「半沢直樹」の記事を多く読んでいただいているらしい。 kimotokanata.hatenablog.com kimotokanata.hatenablog.com kimotokanata.hatenablog.com グーグルサーチコン…

ツイステッド・ワンダーランド5章「美貌の圧制者」感想・予想・妄想・考察

本題 kimotokanata.hatenablog.com 前章の感想のようなものを書きなぐってから100日以上が過ぎた。 その後開催されたイベントも味わい深いものであったけれど、やはりメインストーリーはゲームの華。待ち望んだ5章がいよいよ実装された。 「前編その1」とい…

半沢・ヒプマイ・ツイステ・とうらぶ・アイドル・同人etc――雑食家庭持ちオタクの一週間

余談 と、いうか、今回は余談のみというか。 書きたい記事はたくさんあるのである。 ざっと列挙してみよう。 ・ツイステ記事 ・ヒプマイ記事 ・アイズワン記事 ・刀剣乱舞記事 ・同人イベント記事 ・Nijiproject記事 ・金田一耕助語辞典記事 ・半沢直樹記事 …

オンラインイベントの温度――31歳、同人サークルとして初めてイベントに出展する。

余談 前回、筆者は人生初のサークル出展を予告した。 kimotokanata.hatenablog.com 果たしてどうであったか、Twitterを追ってみよう。 わあいロゴができた pic.twitter.com/CnwJfEypam— 木本 仮名太 (@kimotokanata) 2020年8月28日 形から入るタイプなので………

31歳、人生初のサークルカットを作成する。

余談 そりゃあ雨はもううんざりだといったけど加減しろ馬鹿、と言いたくなる猛暑、酷暑が続くうちに31歳になった。親父が自分の年の時にはすでに自分がいたわけで、また一つ親父の後を追うのではなく自分自身の生き方になっていくのだな……とポジティブに考え…

半返しじゃん! ドラマ「半沢直樹」ロスジェネの逆襲編ネタバレ感想

余談 月曜日よ 敵にして恐ろしく味方として儚きものよ せめて今一記事を書く時間を我に与えたまえ 毎回月曜休みの時は日曜の笑点をゆっくり見ようと思うのに見そびれてしまう。 三連休ではあったが土曜、祝日が免許更新の対象外であるため中日の日曜日に行っ…

たつね行まほろしも哉つてにても―科白劇 舞台『刀剣乱舞/灯』綺伝 いくさ世の徒花 改変 いくさ世の徒花の記憶 大千秋楽ネタバレ感想・考察・妄想

余談 今年初め、筆者は初めて「刀ステ」を現地でその身に浴びた。それまでに予習としていくらか見てはいたが、やはりリアルタイム、ライブでのそれは「圧」が違った。誇張でもなんでもなく、この舞台と同じ時代を生きられる幸せを噛み締めたものだった。 引…

とても綺麗なものは全てあなたにあげたい―「EYES ON ME : THE MOVIE」ネタバレ感想

www.instagram.com 余談 あの頃、筆者は絶望の淵にいた。 kimotokanata.hatenablog.com 一周年を迎え、カムバック、映画公開を控え、ますます勢いを増すIZ*ONE(以下文中アイズワン)に突如降って湧いたあの事件。それまでが華やかだったからこそ諸々が延期…

マキさんとマミさんと妻と私――社会人でもオタクであり続けること、あるいは「マキとマミ」最終回読了後の感謝と感想

余談 とうとうカラッとした晴れ間が見え始めた。こうなると雨雲が恋しいねえなんて軽口が県下各地で生じたかは定かではないが、またもなかなかな雨が降り続いており、警報まで出た。新居は防音はしっかりしていてありがたいのだが、その分(基本カーテンは喚…

大和田取締役は再び「大和田常務」になるのか――「半沢直樹」初回ネタバレ感想

余談 色々と書きかけの記事があるのだが書ききる勢い、いわば日々の「余力」がない。そもそも相変わらずずっと体調が悪い――というか、うん、そうですね、受け入れます。これは…単純に「老い」ですね……。 あとは無事引っ越したものの今までのせんべい布団から…

スワンソングには早すぎる――IZ*ONEカムバックソング「Secret Story of the Swan(幻想童話)」感想・妄想・考察

www.instagram.com 余談 引っ越しもいよいよ佳境となり、明日は今の住居で最後の燃えるごみの日とあってあらゆる不要物を処分場の業火にくべるべく八面六臂の動きを見せなければならないのだが、我々夫婦はと言えば事ここに及んでNijiProjectに夢中である。 …

いっど薩摩におじゃったもんせ――仙巌園プライベートツアー「華族のアフタヌーンティー」体験記

余談 元来、筆者は出不精な人間である。仕事柄、ついぞリモートワークを体験することはなかったが、もし命じられたら喜んで実施する自信がある。どんとこいステイホームである。 しかし一方で、外出が嫌いかと言えばそんなことはない。それは特に妻と連れ添…

アラサー男ツイステにはまる―ツイステッド・ワンダーランド4章「熱砂の策謀家」妄想・感想・考察

※ツイステッド・ワンダーランド全般(原作作品含む)のネタバレがあります 余談 気が付けば前回更新から十日近くが過ぎており、おうち時間の盛り上がりの中でありがたいことに過去記事を読んでくださる方が増えたのか、安定してアクセスが高い傾向にある。 …

M(魔王)~愛すべき人がいて~舞台『刀剣乱舞』虚伝 燃ゆる本能寺(初演)初見感想

余談 刀ミュ無料配信という神企画…それに追随して感想をつづっていくつもりだったが、音に聞く「むすはじ」で完全にぶち抜かれてしまい、その後茫として消化が追いつかない状態であった。 審神者諸賢の勢いはやまず、最新作の同時上映、刀ステ、活撃とムーブ…

生々流転――鬼滅の刃第205話「幾星霜を煌めく命」感想

余談 以前、こんな記事を書いた。 kimotokanata.hatenablog.com えっ……半年前……? そこからなかなかタイミングが合わず、というかもう展開が凄まじすぎて振り落とされないことに精いっぱいで、記事を書くことがなかったし、今日も他の記事を書く予定だったの…

阿津賀志山RPG2・そして伝説へ――ミュージカル『刀剣乱舞』~つはものどもがゆめのあと~初見感想

余談 kimotokanata.hatenablog.com kimotokanata.hatenablog.com ということで第三弾である。厳島での神事も国技館での祭りももちろん見てはいるのだけれど、記事にするタイミングを逃してしまった。いつかまとめたいものである。 ――まで書いて、しばらく放…

花も花なれ、人も人なれ、刀は――刀剣乱舞イベント特命調査「慶長熊本」を迎えるにあたって

余談 2016年4月、九州・熊本広域地震にて被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。 kimotokanata.hatenablog.com kimotokanata.hatenablog.com 筆者は、熊本が好きである。熊本城が好きである。 kimotokanata.hatenablog.com 歌仙兼定君も好きで、見…

虎狼の心は残忍でも貪欲でもなく――ミュージカル『刀剣乱舞』~幕末天狼傳~初見感想

余談 ということで神企画に合わせて拙ブログも連続更新である。 その日のうちに更新を目標としているのでどうしてもいつも以上につたないところがあるかもしれないがご容赦いただきたい。 幕末――歴史好きにとってたまらない時代の一つ。幕末オタは最初に見た…