カナタガタリ

すごくダメな人がダメなすごい人になることを目指す軌跡

煎じ詰めれば千字になるか・復活編

時刻は23:38である。気がつけば年末年始休みも明日で最後。

本来であれば今日のうちに様々なことを片付けて明日はゆっくりのんびり寝正月…といきたいところだったがわずかなお昼寝で5分前まで全開だった娘の相手をしているとなかなか難しい。

今は再び妻が寝室、娘と筆者はリビングで寝る、ということになっている。妻は年末からこっち気管支を痛めていて、娘が風邪を引かないためにつけている暖房が喉に障るため、寝室でエアコンをつけず、羽毛布団と毛布、湯たんぽにて過ごしている。筆者が寝ていた場所にはスラムダンク新装版全巻がケース入りで鎮座している。

娘はバステト神のスタンド攻撃でも受けているのかと思うくらいアクロバティックな寝相を毎夜見せつけるため、本人のためにも家具や筆者のためにも以前紹介したベビーサークルの中に羽毛布団を持ち込んで寝かしている。羽毛布団のもふもふに倒れこむのが好きなせいで寝落ちた後にしっかり就寝体制に動かすのに苦労する。おもちゃも色々持ち込んでおり、電源が入りっぱなしのそれに娘を動かす際にうっかり触れてしまったり、また娘が寝返りで触れたりすると夜中にきらびやかな音が鳴り響き、何とも言えない気分になるどころか場合によっては娘が再び目覚めるのでまずはこれらの電源オフが最大のミッションである。が、恐ろしいことに中には電源を切るときに喋ったりするやつもいるので恐ろしい。「まった遊ぼうね~!」じゃないんだよ!

そして筆者はマットに寝るわけであるが、さすがに三年も使うとヘタレてきて寝心地が下がってきて悲しい。冬用布団は妻と娘で使い切ってしまっているので綿入れ半纏を着て夏用のタオルケットを被って寝ている。必然眠りが浅くなるが娘の夜泣きへの対応速度も上がるので結果オーライというところだろう。ただリビングで娘と寝ると、家族で一番早起きなのは筆者であり、ゴミをまとめたり、妻が夜にかけてくれた食器洗い乾燥機から食器棚に食器を戻したりという生活音で起こさないような配慮に神経を配る必要がありなかなかしんどい。土日であれば娘のむくりを最初に見られて幸福感に包まれるわけであるが、これが出勤日であると地獄の釜の蓋が開く音に聞こえるのだから我ながら勝手である。

ともあれ後回しにできる可処分時間は今の自分には存在しないと考えて動かなくてはいけない。家族を最優先にしつつ自分の主体性の復活が今年の課題だろう。

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