カナタガタリ

すごくダメな人がダメなすごい人になることを目指す軌跡

パソコンを卒業する日ーブログ記事作成環境を改善した話

お陰さまで妻と日々慎ましくも楽しい日々を送らせていただいており、前回更新後以降も読者諸賢にお伝えしたい様々なことがあった。より正確に言えば、更新前にもお伝えしたいことは山積していたと言って良い。

鹿児島で唯一の国宝である名刀・國宗を鑑賞したり、大正琴を引っ提げて慰問に行ったり、今度こそ家計簿を継続するぞとzaimを導入してみたり、私淑するブログ様のイベントが賑やかに開催されたり、これまた愛読しているブログ様がそのイベントに参加されていたり、山口真帆さんが研音に移籍したり、指原莉乃さんが卒業したり、弟の引っ越しを手伝ったり、どしゃ降りのなかかのやばら園に行ってうつくしいばらとシルバニアファミリーのショーを満喫したり、キンプリを見たり、独歩くんのお誕生日が来たり、produce101xを見たり、妻が大阪に行ったり、歯科業界のコミケに行ったり、確定申告の下ごしらえをしたり、佐賀で肥前忠広に邂逅したり、大川でうまい肉を食べたあと温泉を満喫したり、橋のライトアップを見たり、福岡でド級の海鮮丼を食べたり、タピオカミルクティーを飲んだり、ヒプノシスマイクの限定商品を購入したり、台湾旅行を計画したりと。

しかしそれだけのことがありながら、筆者は読者諸賢にブログでもってお伝えを出来ていない。言い方はよくないが、旬がいくぶん過ぎてしまった内容もある。何故か。忙しかったのか。それはないわけではない。連休前には「令和でお会いしましょう」でやり過ごしていた諸々の仕事が律儀にも令和で待っていてくれたため義理を果たすことにかなりのリソースを費やしていた。しかし五月に限っては、基本的に定時から一時間程度で帰宅できる日々が続いてもいた。

なのになぜ更新が減少してしまったのか。

ひとつは外的な要因として悲しいニュースがあまりにも立て続けに起こり、単純に気が塞いでしまったことと、こんなときにお気楽なニュースを太平楽にお届けすることに意味があるのだろうかと複雑な気持ちになってしまったことによる。あるいは、不器用な黙祷であったと言えるかもしれない。けれど結局のところ、筆者は筆者の人生を精一杯に生きる以外になく、その一つとしてブログの更新をこれからも続けようと月が替わることで自分の気持ちにひとつ区切りをつけた。

もうひとつは百聞は一見にしかず、こちらである。

実は昨年末ごろから髪の毛一筋ほどの横一文字のラインが液晶に入ってはいたのである。視認性は劣るものの、使えないこともなく、PCを修理に出して使えなくなる方がデメリットが大きいと思ったのでそのままにしておいたが、敵はそれをこちらの無条件降伏と見たのか、領土拡大に乗りだし、気づけばこのような有り様となってしまった。某かの悪意が介在したとしたとしか思えない絶妙な位置に黒いラインが入ってしまい、特にブログはすこぶる書きにくい。丁度打鍵する位置にこのラインがかぶるのでこの部分が全く見えないのである。ここですここ。これがまったく見えないのである。

もうヒジョーにイライラするのである。何でブログを書こうとするたびにセルフで「箱の中身はなんだろな」しなくてはならないのか。もう一つ、我が家には書斎兼物置兼作業部屋兼趣味解放部屋のようなスペースがあって、基本的にはここがPCの定位置であるのだが、最近は我が家でproduce101の過去シリーズがリバイバルしており、居間にてPCとテレビをhdmiで接続して大画面で鑑賞する、という機会が増えた。こうなると、狭い我が家とはいえケーブル等の取り回しもあってPCを都度移動させるのは億劫である。必然、居間に鎮座したままになるが、基本的に筆者は創作はたとえ愛する妻であれ、であるからこそ余計に気恥ずかしいので目の届かないところでこそこそやりたいタイプの人間であるので居間で打鍵は避けたい。あと、妻のボクササイズ(フィットボクシングを毎日頑張っている。えらい)の射程範囲にはいるので物理的にも危ない。かようにPCをプライベートに使うのに物理的・心理的ハードルが上がってしまったのが原因のひとつであった。

これをいかにして解決すべきか、本日の天気のように筆者の心中もモヤモヤとしていたが、ともあれ妻と共に週末恒例まとめて食料品調達の旅に出ることとなった。そこで、原稿の話となった。幾度か述べたが、妻もまた創作を嗜む。来月また、遠征を予定しているが、それについて相談があるようであった。

Bluetoothキーボードを検討したい」

ということであった。出先では見慣れぬものに感性が刺激され、創作がわき上がる。あることだろうな、と思う。ところがそれを書き留めるのにPCを持っていってはかさばるし、起動にも終了にも時間がかかる。電源の確保も心配せねばならない。アイデア程度であればスマホフリック入力でもよいのであろうが、しかし創作欲に追い付かないときもある。

Bluetoothキーボードならば! スマホにメモ帳アプリであっても、そこに思いの丈をダダダダダと流し込めるのである、これは実際やるかは別として空港のラウンジや機内などでも出来そうなコンパクトさも嬉しい、というのが妻の主張であった。カーズがあわ状プロテクターに至った経緯を思い起こさせるが、ともあれもっともな意見だと思い、またそういった状況であればポメラという選択肢が思い付いたであろうに、家計のことを考え既存のデバイスを使って費用を抑えようとしてくれている妻の心遣いが嬉しかったので寄り道をして家電量販店に立ち寄った。取り扱いは一点、3000円。高くはないが安くもなく、Bluetoothは相性や入力のラグも気にかかるので検証できないところに不安がある。一度保留とし、近場のリサイクルショップに向かった。あったのは二点。1000円と2500円。店員さんにお尋ねしてみたところ、試してもよいという。テスト用の電池まで貸してくださり、夫婦で試してみる。妻が気に入ったのは2500円の方であった。しかし慣れたら1000円の方が使いやすいかもしれない。熟考しているようであった。この時、筆者の頭に天啓が下った。

筆者も買えば良いのである。その旨を妻に告げ、二台ともを引き取り意気揚々と後にした。

買い出しを済まし、帰宅した筆者は早速キーボードをひとつ持って書斎へと向かった。そして出来上がったものがこの環境である。

ジョジョスマホ導入以来、大容量かつ丁度良い画面サイズで電子書籍スマホで閲覧することが増えており、活用機会が減っていたタブレットBluetoothキーボードによってにわかにブログ記事作成マシーンとして息を吹き返したのである。傾斜が必要であるので段ボールにシルバニア工作で余ったシートを貼って台を作成した。意外とマットな質感で滑り止めになって良い。

キーボード自体も軽い打ち心地で良い。レビューでは接続が切れやすいとあったがゼロ距離のためか特にそのようなこともない。ただ、なにか設定の問題だと思うのだが鍵かっこが両方とも右向きで入力されてしまうのが困る。Jガイルかよ。

写真はスマホから共有したものをGoogleフォトを介して掲載できるので特に不便はない。playストアをシャットアウトしているKindleGoogleフォトを使わせるのはちょっとした背徳感がある。

現状の問題としては前述したようにキーボードの構成が把握できていないところだろうか。ハッシュタグがうまく入力できないのを何とかしたい。ともあれ自分の打鍵した文章を確認しながら記事を進められるという当たり前のことが出来る喜びを噛み締めている。また適度に更新をしていきたいと思う。