カナタガタリ

すごくダメな人がダメなすごい人になることを目指す軌跡

星の光の滑走路に乗ってもっと高く―IZ*ONEデビュー1周年、BLOOM*IZティザー公開に寄せて早口とか考察とか。

余談

書きたいことが積み重なっていく。最近はリングアドベンチャーも始めました。

有り難いことに本業も楽しく、売文業も性に合っていて、ますます忙しい。

朝活!とか考えているうちに布団とできるだけいちゃついていたい時季にもなってしまった。

ともあれ我が愛城、愛情をもってこれからも育てていきたいのでよろしければこれからもご愛顧ください。

 

余談

初めて誕生から追いかけて来たアイドルグループが、一周年を迎えた。本当はその前日も千葉恵里さん誕生日の記事を書きたかったのだが、矢作さんの卒業もあったりなどしてついぞ果たせなかった。その後、無事ティザーで死亡したりもして気が付けばこんな時間である。

IZ*ONE(以下文中アイズワン)が一周年を迎え、筆者もWIZ*ONE(以下文中ウィズワン)として一周年となった(実際はSHOWCONからだからもうちょっとか)。

ウィズワン――筆者は今まで、様々なコンテンツ、二次元三次元のファンとして、マニアとして、オタクとして生きていた。それは名もなき春の巷の修羅であった。キモヲタと卑下する日もあった。特撮おじさんと嘯くときもあった。アケカスと吹聴することもあった。その根底には浅ましい予防線の精神があったように思う。自分の趣味が表街道でないことは分かっています、だから、予め自分を「下げて」いますからこれ以上いぢめないでください、そう言った気持ちが。

昨年夏、筆者は「国民プロデューサー」になり切ることが出来なかった。投票権は韓国の方々にのみ与えられたからである(外部企画ではあったりもしたようであるが)

その筆者は一年前、「ウィズワン」になった。不慣れながらその呼称を得た筆者は今までのいわゆるオタク人生の最初の体験として、その新鮮さに高揚した。
この痛々しいばかりの昂揚は、なかなか人には説明しがたい。

そのキラキラぶりが眩しいと感じることもあった。へっへ、あっしはケチなキモヲタ……ウィズワンなんてそんなそんな……と。しかし美の権化である彼女たちは、今なお練磨を重ねあらゆる限界を更新し続ける彼女たちは、我々のことを好きだというてくれる。大好きなウィズワンというてくれましたわい……。

 

 


TWICE "What is Love?" M/V


BLACKPINK - 'Kill This Love' M/V

K-POPに屹立する巨大芸能事務所、JYPとYG。その花形であるTWICEとBLACKPINKは日本でもかなり浸透しているように思う。筆者が知っているくらいなのだから。

PRODUCE48においてもその楽曲が評価に起用された。


[ENG sub] PRODUCE48 [4회] ′탄산음료 같은 시원함′ 푱ㅣ트와이스 ♬OOH-AHH하게_1조 @그룹 배틀 180706 EP.4


[ENG sub] PRODUCE48 [4회] ′희망이 보이는 것 같아요′ SNACKㅣ블랙핑크 ♬붐바야_2조 @그룹 배틀 180706 EP.4


[ENG sub] PRODUCE48 [단독/7회] ′국.프님 마음 저격′ 하트크러쉬ㅣ블랙핑크 ♬뚜두뚜두 @포지션 평가 180728 EP.7

そういえばすっかりタイミングを逃して(そんなのばっかり)PRODUCE101シーズン2についての記事をまとめられていないが、こちらのアレンジもとても素晴らしかった。


PRODUCE 101 season2 [단독/6회] '삐용삐용' 119ㅣBLACKPINK ♬불장난 @포지션 평가 170512 EP.6

そんな彼女たちは曲の始まりに叫ぶ。「TWICE!!」と。「BLACKPINK in your area」と。それは宣言である覚悟である。このアイドル戦国時代において、そうあって我々はこの舞台に立っているのだと。

アイズワンはどうであるか。


IZ*ONE (아이즈원) - 'Airplane' Special Film (in NY)

彼女らはサビ前でこう叫ぶのである。「ウィズワン!!」と。涙が出るではないか。我々は応援をすることしか出来ない。彼女らが活躍するのはあくまで彼女たちの努力であり、実力の結果である。それでもなお、彼女らは我々に呼びかけ続けてくれているのだ。

彼女たちが練習生であった頃、「ネッコヤ」で彼女たちは「君の星になる」という決意と、「私の光になって」ほしいという願いを歌った。


[ENG sub] PRODUCE48 [최초공개] 프로듀스48_내꺼야(PICK ME) Performance 180615 EP.0

La Vie en Roseにおいては、「いつだって輝けるようにここにいる」、と歌った。


IZ*ONE (아이즈원) - 라비앙로즈 (La Vie en Rose) MV

Violetaでは「華やかなスポットライトより君が放つ光が好きだ」、とも歌った。


IZ*ONE (아이즈원) - 비올레타 (Violeta) MV

 

そして先ほど掲載した「Airplane」においては表題に引用したが「星の光の滑走路に乗ってもっと高く」と歌ってくれている。ファン、ウィズワンと並走していくという決意表明である。誇大表現でもなく世界的なアイドルグループになった今もファン、ウィズワンを大事にしてくれているグループ。これがファン(でもやっぱり自分からウィズワンって名乗るのは照れがあるという心理)にとって誇りでないとしたら、なんだというのだろう。

他方、その忙しさから年下boyfriendどころかウォニョンさんの倍近い歳である筆者は心配にもなってしまう。皆で送り出したキム・チェウォンさんの大学は通えている気配がないし、初下校を皆で迎えたアン・ユジンさんは自主退学してしまった。

もちろん今が「旬」なのだし、特にアイズワンは期間限定のグループなのだから一瞬一秒が貴重であるのはとてもよくわかるのだけど、番組で企画してまで応援していた2人の学業を全うさせられない運営ってちょっとどうなんだろうと思わなくもない。

番組内で宮脇さんが「アイドル活動の為に普通の女の子の学生生活はかなぐり捨ててきたので学生気分が味わえるのは嬉しい」みたいなコメントをしてくれていたのをいい話……みたいに編集しておいて再生産するのだから恐れ入る。

日本活動のAKSの頭の痛さは歴然としているが、かといって韓国もあのハン・ソンスが仕切っているのだから……前門のやすす、後門のソンス、世に言う地獄である。なんとかして運営を通さず直接アイズワン諸賢にお金が渡るシステムが構築されてほしいものである。

ウォニョンさんは美と愛嬌にますますの磨きがかかる史上最強の末っ子となり、正しくアイズワンというグループの未来であり象徴となってくれているし、宮脇咲良さんは重ね続けるアップデートの中にしっかりと今までの自分(とオタク)を大切に保持していることが分かり、これが「日本のアイドル」のスタンダードだと思われたら今後後続は大変だなと思わされるし、チョ・ユリさん(どうしてもフルネームで言いたくなってしまう)は唯一無二の歌声と歌い終えた後の眩しい笑顔の光度上昇はとめどなく、げっ歯類的な可愛さをふりまいてくれているし、イェナさんという言葉がテン年代K-popにおいてセクシーキュートの代名詞となることは誰しも異存がないことであろうし、ユジンくんの快活さに隠れがちな理知と機知は本当に自主(という言葉を使わせるところが「大人」のずるさを感じさせてとてもいやだ)退校がもったいないほどであるし、矢吹奈子さんは史上最大の妖精で沢山の友人関係を築き上げているし、クォン・ウンビさんはギャップのデパートで今回ついに前髪の封印を解いてますますのブーストが期待される。チョ・ユリさんの誕生日の際のコメントで、彼女らが全く責めを負うことではないのに受けるバッシングにリーダーとして毅然と立ち向かい、ケアしていることが分かりますます頼もしかった。カン・ヘウォンさんはその自由さと闊達さ、いい感じでの力の抜け方はPRODUCE48時代にブンバヤ二班で誰よりも早く泣いたあの時とは隔世の感があるし、本田仁美さんの変遷はそのままどんな漫画よりも漫画らしいサクセスストーリーであり、それに裏打ちされた努力も併せて素晴らしく輝く(宮脇さんが当初からずっと高い評価をしているのも納得である)さまは思わず拳を握りしめてしまうし、チェウォンさんのバービー人形のようなスタイルとしなやかなダンス、天使の歌声から繰り出されるMCは悔しいけれど最近面白くなってきているし、鳴り物入りの美しさでランク分けで振るわなかった日も、誰もが圧勝を確信したノムノム二班で負けてしまった日も、タッチで自分で納得のいかない一位獲得をした日も、追い出されて1000%へたどり着いた日も六時に学校へ行って車で寝てから登校していた(実際は宿舎の日もあったろうけれど)キム・ミンジュさんはセンターも経験し、二次元でしか許されない髪色もなんなくにあってしまうし、イ・チェヨンさんはメインダンサーとしての羽の動きと意外なバラエティ適性、ニューヨーカースタイルの似合いぶり、自信が更なる美しさのブーストを放ち我々を飽きさせない。

こんなグループがあと一年半もなく解散してしまうなんてにわかには信じられないし、それでも悲しいのだから運営は間違ってもそれより早期になってしまわないよう細心の注意を払ってもらいたい。

文化の違いだというのは分かっているし、様々な交流に楽しませてもらっているのは事実なのだけれど、移動中に追いすがっているウィズワン諸賢を見る度、心が痛む自分がいるのもまた確かだ。スマホでアップロードされる縦長動画そこに映る疲弊しなお真摯に対応してくれるメンバー。けたたましいシャッター音、嬌声、その一つ一つが彼女たちの体力をちりちりと焼いてしまっているような気がして……。

かれこれ五日間ちまちまさしたる推敲もなしに書いてしまっているのでとりとめのない話になってしまった。筆者の願いはただ一言、アイズワンの皆さんに幸せでいてほしい、それだけである。

ティザーの諸々

 

 

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美の擬人化ですか?

考察とかそういうのは良いので愛でましょう……アイズワンを……。以下は妄言です。

今回のティザーのタイトルと過去のタイトルから総合して5W1Hで統一するっぽいのでということはやっぱり日本と韓国で全12曲、6曲ずつ出すのだろうか。

完全に現在上がってきている情報は「春」なのだけれど、これから冬一直線なのでもしかしたら今後「冬」のシーンがあり、それからサビ辺りであのシーンに繋がったりするのかもしれない。

 

 

 

I am、I was、I wil全てのver.が美しく、息を飲んでしまうが、不思議と「I was」が一番色合い的に「未来」を感じさせるのがはじめ不思議だった。今回公式のアイコンカラーがオレンジで、ティザーのイメージからピンクかと思ったら違ったのでこれまたちょっと腑に落ちなかったのだけれど、ああこれはやっぱり 「BLOOM」だからなのかなと勝手に納得した。

相変わらずの妄想になってしまうが、諸賢御承知の通り「BLOOM」とは開花期、花盛りと言った意味である。これがそのままアイズワン諸賢の服装を表しているのではないだろうか。

はじめ、「I was」においてカラーリングは若々しい。これはそのまま若葉の頃を表しており、Twitterアイコンが緑であったVioletaのイメージからそのまま引き継いだ形である。その後「I am」へ移行する。ここでの彼女たちが他ver.と明らかに異なるのは柄物のインパクトであり、これがそのまま開花をイメージしているのではないだろうか。そして「I will」において周りは秋めいた雰囲気となり、落ち着いたカラーの衣装となる。アイズワンは熟し、実を結んだわけである。アイコンのオレンジは熟したことを示唆していたわけだ。そしてそれはそのまま新人アイドルグループから国民的アイドルへの過程をなぞっているのではなかろうか。

気が付けば五千字を超えてしまったのでこの辺りにしておきたいが、ともあれファンであること、ウィズワンであることの喜びは無類であるし、アイズワン諸賢がアイズワンであることを誇り続けられることを祈るばかりである。