最近娘はいきものに興味を示し始めている。
満を侍して動物園…と思ったがゴールデンウィーク期間中は駐車場が予約制で天気も崩れるということで水族館にした。
混雑を避けるためニチアサタイムを諦め朝イチで並ぶ。コロナ対策で窓口は1人のみということで筆者はその間鳩とのデッドヒートに熱中する娘が転んだり湿った地面に座り込まないかハラハラする役目を担っていた。ここで走り回って満足したのか入館後は娘は抱っこせがみ魔になって参った。
次は絶対行くぞという気持ちを込めて動物園とのセット券を購入。入館した我々をこの水族館「いおワールドかごしま」のかんばん鮫ユウユウがお出迎えしてくれた。その名の通り悠々と水槽を揺蕩う姿は雄大である。
しゃかな❤️いっぱい❤️と娘もご満悦である。伊達にシナぷしゅで毎日さかなの歌を聴いていない。
イルカショーは超満員で、朝イチで来て良かったと感じさせられた。イルカは人間と同じように目の錯覚をするらしい。イルカの身体能力はやばい。今度からイルカさんには敬語を使おうと思う。
座礁クジラの特集も見た。娘の何倍あるかわからないマッコウクジラの下顎はど迫力だ。こんなでっかい生き物のこともまだまだわからないことが沢山あるのだから世の中って面白い。
くるたびハッとさせられる「沈黙の海」だが、今回は最も身近な未来である娘ときたことによってより痛切なメッセージとして心の中に深く刻み込まれた。
娘がもっと大きくなった時にも「沈黙の海」が警鐘としてあり続けてほしい。その頃ではありふれた海の姿だなんてことにならないよう、筆者も皆引き締まる思いであった。