カナタガタリ

すごくダメな人がダメなすごい人になることを目指す軌跡

大河ドラマ「西郷どん」第十五回 「殿の死」

余談

ニンテンドースイッチがなんとなーく欲しいという気持ちはずっとあってニンテンドーラボの発売によりそれは加速しているのだが、とっておきの駄目押しがまだない。最近は一人でゲームをしている横で妻は刀剣乱舞という構図になっているので、そろそろ二人で出来るゲームがあればいいのだが。「オーバークック」「マリオオデッセイ」あたりは是非やってみたいのだが、「買ったら是非やってみたい」であって、「やるために本体ごと買いたい」までは行きついていないのが正直なところだ。あと、様々な環境を整えるのに4万円位と考えるとそうだ、京都行こうという気分にもなってしまう。買い物というのは迷っているうちが一番楽しいともいう。暫く一番楽しい時間を満喫しようと思う。

本日は選挙の日であるということで投票に行って外食した。最近の回転ずしはデザート他サイドメニューが充実しているのがいいところである。ついで晩御飯用のから揚げ、デザートの練りきりを購入した。


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選挙は当然ながら勝ち負けがつくわけであって、筆者は感情のリソースの割き方がヘッタクソなので別に親しいわけでもない落ちてしまった候補に勝手に感情移入して悲しくなってしまう。典型的な判官びいき的日本人なのだろうか。違うか。

本題

うーん……。

斉彬の死というのは全く想定外の死であってそのいきなりさを読者にも感じてほしい、という意図はわかるのだが、例えば2年前の超高速本能寺や関ケ原のようなあくまでも外部の出来事に対して、斉彬は吉之助の世界の中心であるわけだから、これはもう少し何とかならなかったのか、というかしつこいようだが相撲を1話使っておいて斉彬の死はこの尺というのはさすがに……。

家定の死はフラグ回収が高速過ぎたもののまだわかった。井伊直弼の執念が前大河の力を借りているものであって本大河単体ではイマイチ伝わってこないのが難ではあるが。あと泉ピン子院がちょっと無能すぎませんかね? 息子さんをもっと信じてやって欲しい。篤姫、相変わらず支持する男連中に全くケアしてもらっていなくて気の毒である。家定、斉彬の死は彼女にとってある意味開放となるのであるが、慶福の後見人になる過程をどのように描くのだろうか。どうもこの大河そっちの方を丁寧に描きそうなんだよな。

吉之助は万策(護摩行・カライモ!イブスキ!サクラジマ!・一橋様尊い本)が尽きてお役御免に。なにが万だという突込みは正助がしっかりしてくれていて安心する。何でも話してしまう少年時代と比べると家中の者にお庭方時代のことは黙っているので成長しましたね。その後策を思いつくと無役だけど殿様に直訴。アットホームな薩摩ですね。ますます成長したなあ……だからその過程を見せてくれよ!ただ走ってただけじゃん!

個人的には「風雲児たち」のこの時の斉彬発案の島津の示威行動案が余りにもかっこよくて後年久光が真似し(そして生麦事件が起き)、また西郷隆盛の「政府に尋問の筋これあり」につながったという解釈にしびれたのでこの展開は残念。ただ、ここの「お前はわしになれ」という斉彬のセリフは、多分そういうこと(西南戦争はこの時出来なかったことの吉之助なりの再現)なんだろうな、という気はする。

そう、久光。久光の描写がないのはあんまりである。地元トップオタなのに。この後短い間に一番翻弄されるのは久光であるように思うので、しっかりカバーしてほしかった。

落ち込んでばかりもいられないので次回以降の楽しみを挙げると、吉之助にある種最も愛された女性と言われる「虎」が登場した。豚姫というあんまりな異名を持つ彼女と吉之助の文字通りの大物恋愛は歌舞伎の演目になるほどであったという。近藤春菜さんがどのように演じるのか、興味が尽きない。

予告で橋本左内が早速捕縛されているが、安政の大獄の描写も気になるところだ。もしかして、二十一回猛士こと長州藩の誇る困ったちゃん吉田松陰さんは出ないんですかね……?

橋本左内刑死まで、あと1年。井伊直弼害死まであと2年。