カナタガタリ

すごくダメな人がダメなすごい人になることを目指す軌跡

飯沼アントニー君のセブンティーンを新グループで祝いたい―PRODUCE101JAPANシーズン2走り書き

余談

kimotokanata.hatenablog.com

 二年前、筆者は「推し」をデビューさせることが出来なかった。

そのショックたるや、結局今に至るまで前シーズンの総括を書けていないほどである。

それでも、彼は自らの力で再び現れてくれた。

最高だった。これが今のエンターテインメントだという幸福がずっと続く。ハッピーの擬人化のようなヒコにぴったりの曲だった。もし、噂されている次のシーズンがあるとしたらぜひ振付師としても参加してほしい。
www.youtube.com

本題

gyao.yahoo.co.jp

飯沼アントニー君に投票してください!!!!!

終わり、としたいところだが、しかしなぜ筆者がそういった結論に至ったのか。

それをつらつら述べるには筆者の人生は些か短すぎ、時間も差し迫っていることもありかいつまんで書かせていただく。

PRODUCEシリーズ。グループアイドルとしてデビューできるそのメンバーを、一般人が投票で決めることの出来る残酷な、余りにも残酷な、それ故に眩い、劇薬のようなサバイバル番組。

6/13日14:00よりそのデビューメンバーが生放送で発表される。

そして番組中には最後の投票時間が設けられ、その投票までをもってメンバーは決定するのである。

この現代に蘇ったコロシアム的なイベントに今これをご一読いただいているあなたもまだ、参加いただけるということだ。一緒に共犯者になろう。地獄の業火に焼かれながら、天国の門を推しのために開こうではないか。


www.youtube.com

 

飯沼アントニー君は16歳。年相応の幼さの残る風貌とそのパフォーマンスのギャップで当初から話題を集めており、危なげなくデビュー順位を保っていた。


www.youtube.com


www.youtube.com

ダンス、歌唱力共に高いところで安定しながらも、飯沼アントニー流としか言いようのないアレンジ、「クセ」を織り交ぜており、それはグループアイドルとしてグループ全体を支えながらも、しかし埋もれない素晴らしい特質だ。

そんな彼はしかし、今15位である。デビューできるのは11位まで。

なにしろ最終候補の21名の皆は「もうみんなでデビューしようや」と言いたくなるくらい粒ぞろいでありながら1人にしか投票することが出来ない。その中で彼は苦戦している。

何故か。様々あるだろうが、一例として、今回平均年齢は、割と高めである。ラストチャンスと本人やファンダムが感じている可能性がある候補生諸賢も多い。筆者ももちろん、一視聴者として彼らのそのひたむきさに大きく心を揺り動かされてきた。

だから、「アントニー君には次があるから」と人々は言う。まだ若いから、と。

一理ある、とも思う。鶏口となるも牛後となるなかれの言葉通り、次の機会を待ち、あるいはソロデビューなどを狙ったほうがいいのでは……? と。

でも筆者は、自らの一推しを思い出す。チャン・ウォニョンさんを。

 

kimotokanata.hatenablog.com

 そして先日、ついにライトサムとしてデビューを果たしたキム・ナヨンさんを思い出す。

コロナ禍であることも手伝って、沢山のグループがデビューの順番待ちの状態だ。

人の美しさは蝶の標本のように留めておくことはできない。何故なら人の美しさというものは成長していくことそのものであるからだ。

ウォニョンさんは既に完成していると思っていたその仕上がりが、置かれた場所で更に花開くことでかくも素晴らしいものになることを教えてくれた。

ナヨンさんは我々のもとへ再び現れるまでの錬磨の大切さと、同時に彼女ほどの実力者であっても天の時を得るまでに長い苦難があることを教えてくれた。

だから、飯沼アントニーなのである。

まだまだ変化する、進化する、昇華する、彼の成長を新しいグループでリアルタイムに追いかけていたい。慣れ親しんだメンバーたちに古よりのアイドルフィーバータイム「17(セブンティーン)」を祝ってほしい。

よろしくお願いします。