カナタガタリ

すごくダメな人がダメなすごい人になることを目指す軌跡

今西正彦くんは春に頭に何をのせるのだろうか?―PRODUCE101JAPANの1pIckは今西正彦くんになりました

本題

今西正彦君に投票をよろしくお願いいたします。

投票 | PRODUCE 101 JAPAN OFFICIAL SITE

以上です。時間がないんです。よろしくお願いいたします。

本当は日プ全体をざっと総括してそういうことで今西正彦くんをよろしくお願いしますと言うことにするべきでしたが何で筆者はこんな日に残業をしているのか。

今西正彦くんは我々の前に、麦わら帽子を被って現れた。

女性に囲まれた子特有の柔らかい、優しい雰囲気を身に纏っていた。

それは日プの中でよく言えば強烈な個性を放っていたし、悪く言えば異質でもあった。

初見のプロフィール写真でもなんか違うぞ、という感じがあった。

「イロモノ」ではないか――あえて言えばそういった風にも思った。

ランク分け評価に置いて、筆者の度付き色眼鏡はバキバキに叩き割られた。


PRODUCE 101 JAPAN| HICO|#1 レベル分けテスト

今から思えば筆者はこの時既に今西君の、いやhicoのレーザービームに撃ち抜かれていたわけである。

そうか。

そういう「異質」なのかと筆者は納得した。

クセの強さが許されるのは、それが許される実力の持ち主に限る。

hicoは今の2万倍くらいクセを出して良いくらいの実力を持ち合わせていた。

ダンサーhicoどころか令和はじめにして早くも第一位の疾風怒濤ダンサーhicoと名乗ってよいくらいだった。多分、知り合いにナイトがいるのだろう。謙虚だ。

ところが下された評価はF。いやいや……さすがにこれはどうなんだと我が家ではなく誰もが思ったことであろう。

しかしFクラスでhicoは着実に実力をつけていく。

迎えたグループバトル。PRODUCEシリーズの花形といって良いこの回でhicoはまたしても素晴らしい働きを見せた。


PRODUCE 101 JAPAN|2組|EXILE THE SECOND♬WILD WILD WILD@#3 ポジションバトル

この時は頭にはバンダナを巻いていた。完全に「場」を支配するhicoはいつものにこやかな彼ではなく、ステージングに完膚なきこだわりを持ったプロであった。

そして順位発表式。心配はしていなかったがやはり残ったことには安堵した。


PRODUCE 101 JAPAN|東方神起♬Why? (Keep Your Head Down)@#7 グループバトル

完全に独走勝利…と思ったのだが、残念ながらそれはならなかった。

この頃になるとベレー帽になっており、hicoが頭に何をのせているかで季節の移り変わりを知るようになっていた。

やんちゃboy&やんちゃgirlの天真爛漫さといったらなかったしベレー帽はより温かそうな感じになっていた。


PRODUCE 101 JAPAN|♫やんちゃBOY やんちゃGIRL@#9 コンセプトバトル

それだけに先のWhy?以上に最下位はいやいやいやさすがにおかしいでしょ……という気持ちになっていた。

順位にも異変が訪れていた。

hicoは恐らくモテる。しかし例えばバレンタインデーであっても、「好きな人とヒコちゃんに」というタイプのモテ方であると考えられ、pickが制限されると完全にそれが裏目に出ていた。というか筆者も「hicoなら大丈夫だろ……」と自分のpickから外した。

その結果、辛くもファイナル進出したものの、まさかの20位。

脱落を予感し気持ちの整理をしていたであろう彼の涙をみたとき、筆者の1pickは決定したのだった。

ここにいるよという彼の声が聞こえたとき、筆者は織姫ではないが、手を出さざるを得なかったのだ。

彼のキャラクター、そしてパフォーマンスはどこでも通用するだろう。

だからこそ日プで結成されたグループで十二分に発揮して欲しい。

そして桜の季節、彼が頭に何をのせているのか見せて欲しいのである。