カナタガタリ

すごくダメな人がダメなすごい人になることを目指す軌跡

アナログ・アドベントカレンダー3年目

この記事は「孤独のカナタガタリ Advent Calendar 2022」2日目の記事です。

只今時刻は23:27。いつかは来るだろうと思ったけど2日目からこんなRealFace(平成の慣用句でギリギリの意)になることある?

そんなことを言っている場合ではないので書いていこう。

思えば昨日、アドベントカレンダーについてつらつら書いていこうとするとき、本来的なアドベントカレンダー、日ごとに開封して……というものにも話題を展開しようとしていたが、筆者の中のハンチョウが「フフ......へただなあ、木本くん。へたっぴさ........! 継続できるブログの書き方がへた....」と煽ってくるので昨日と今日に分割して書くことにしたのだった。たまにはハンチョウも人の役に立つのである。

人にプレゼントをあげるときには大きく2つ、すなわち想定通りかそうでないか、となるわけで、基本的に妻に何かプレゼントするときは「今欲しがっているものをプレゼントする」ということが多いのだが、ここ最近は「それはそれとして」何かサプライズめいたプレゼントもしたい、と思うようにもなってきていた。小さな幸せが毎日コツコツ妻の前に広がってくれていたらいいなと考えるようになった。

そういう意味でクリスマスのアドベントカレンダーはうってつけであった。

初めて買ってみたのは2年前。何か実用的なもの、ただ、コスメは本人の嗜好が色濃く合わないものをプレゼントしてもかえって迷惑であろう、アクセサリーも同様だ……。と考え、以前ハンドクリームを使っていたことを思い出してL'OCCITANEのアドベントカレンダーをプレゼントし、おおむね好評であった。

去年はウェッジウッドティーカレンダーであった。これは候補をいくつか挙げて、妻に選んでもらった。最終日のホリデーチョコトリュフの芳醇な香りは今も思い出せる。

そして今年はこちらを購入した。

妻はハリー・ポッターを敬愛していて、映画BDコンプリートセットも所持している。娘の手の届かぬ書斎にて、娘を寝かしつけた後に2人で少しずつ開けていく……。師走の新たな楽しみがここに生まれた。

(以下、このアドベントカレンダー序盤のネタバレがありますのでご注意ください)

初日。「賢者の石」から順番に映画の名場面のシーンを表すものが出てくるのだという。となればパッケージにもある印象深いホグワーツへ向かうあの列車か、もしかしたら初日だからハリーのミニフィグかもしれない……。幸い喜んでくれた妻は初日の封を開ける。

出てきたのはこの…この…何?

妻の方を見ても疑問符が浮かんでいる。とりあえず、組み立ててみる。扉の裏の組立図とパッケージの写真から推測して組み立てていくが、どうもパーツが余るような気がしてならない。

出来た。似たような色で統一されており地味に難易度が高い。一応筆者も「賢者の石」は見たのだがパッと浮かんでこない。妻は「多分…魔法薬のなんか……だと思う」と、ハリー・ポッター好きの矜持が揺らいでいるようであった。こんなはずでは……筆者はただアドベントカレンダーを肴に妻のハリー・ポッターの思い出話を聞きたかっただけだったのに……。

そして本日、2日目を開封した。

これはなんか…この段階でもなんか分かるぞ! クィディッチに出てくるやつ!

友達の家でやったクィディッチのゲームでアホほど酔ったなあ……懐かしい……。

コンパクトに再現されてかわいらしい。カラーもメリハリがついているし、どう考えてもこっちが初日が良かったのでは……そんなことはどうでもよくなるほど妻が翌日も楽しみだなあ、という方向に気持ちを切り替えてくれたのでひとまず良しとしよう。