カナタガタリ

すごくダメな人がダメなすごい人になることを目指す軌跡

歴史

ミュージアムのアラサー、あるいは晴れた休日の朝鹿児島市立美術館へ行った話

入館まで 丁度一週間前、「ミュージアムの女」を再読した。 ミュージアムの女 作者: 宇佐江みつこ 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2017/09/27 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を見る KADOKAWAお得意の「一風変わったお仕事の人の実録4コマ…

繋がれた箱の中の愛の撃ち殺し方、あるいは封神演義外伝および覇穹 封神演義最終話までの感想

※封神演義全般に対する致命的なネタバレがあります。 封神演義外伝感想 「封神演義外伝」最終話読了後の筆者(イメージ) こ…これだよ読者が求めていたモノは! といった感じであって、外伝ものに期待するお祭り要素が生かされていた。こんな華やかな場には…

封神演義 外伝という福音および覇穹 封神演義15話目までの感想

画像:封神演義 外伝を二話目まで読んだ時の筆者の心象風景 封神演義全般のネタバレがあります。 余談 ジャンプ+で少年ジャンプを定期購読し始めて二年くらいが経つ。が、実は今年になってから一度も少年ジャンプを開いていない。 一つは最近のアンドロイド…

大河ドラマ「西郷どん」第十七回 「西郷入水」感想

余談 今週のお題「ゴールデンウィーク2018」 前職では超繁忙期であったためゴールデンウイークは「仕事を振ってくるくるボスが出勤せず取引先から電話がかかってこないボーナスステージ」扱いであったため、休んだことなどなかった。なので、転職してカレン…

「とうとう来た」よりもお前は一生逃走劇だ、あるいはゴールデンカムイ一気読み

※今回のリンク先は自己責任でクリックをお願いいたします。ご気分を害される恐れがあります。特にお食事前後はおすすめいたしません。 余談 月曜日というやつは四天王の最初の敵みたいなところがあって、週の序盤から我々を苦しめるくせに、いざ祝日になって…

大河ドラマ「西郷どん」第十六回 「斉彬の遺言」

余談 診療報酬改定があった。 診療報酬というのは要するに診療行為に対する国から医療機関への報酬であって、いわゆる「保険がきくので三割負担」というのは、この報酬の三割を患者が、七割を国が負担しますよという意味である。その改定が、二年おきに行わ…

大河ドラマ「西郷どん」第十五回 「殿の死」

余談 ニンテンドースイッチがなんとなーく欲しいという気持ちはずっとあってニンテンドーラボの発売によりそれは加速しているのだが、とっておきの駄目押しがまだない。最近は一人でゲームをしている横で妻は刀剣乱舞という構図になっているので、そろそろ二…

大河ドラマ「西郷どん」第十四回 「慶喜の本気」

余談 「バグダッド日報」という、言われてみれば「侍魂」とか「僕の見た秩序」と並んでいそうな老舗テキストサイト味があるタイトルトピックから、ゼロ年代テキストサイトを彷彿とさせる文章群が出てきて思うのは、人間はどのような状態であっても何かしらに…

何かをするために・c

平成28年4月14日から発生した九州・熊本地震により、犠牲になられた方に心よりお悔やみ申し上げますとともに、被災された皆様方にお見舞い申し上げます。 生きていると 悲しい 生きていることは 悲しくない アスキー・メディアワークス 「キノの旅Ⅶ」時雨沢…

ウッド・フィッシュ・ストーリー

今週のお題「自己紹介」 筆者が大学時代に知遇を得た人の中Kという人がいて、筆者はなれなれしくこっこ君などと読んでいたが、ともあれ素晴らしいブロガーという一面も持っているので紹介させてほしい。 matoyomi.hatenablog.com スマートな人間をほめる形容…

大河ドラマ「西郷どん」第十三回 「変わらない友」

余談 先日妻が誕生日であった。年の数だけ薔薇を包ませるような柄でもないが、近隣のフラワーショップごとうさんで花束を作ってもらう。予算を伝えて、「なんかこう、いい感じに」というアバウトな要求で大変豪華な花束を作ってくださった。薔薇を入れてくだ…

大河ドラマ「西郷どん」特別編感想

余談 エイプリルフールにつきたい嘘がないというのは幸せなことなのかもしれないし、エンターをテイメントしようとする気概や器量が足りないのかもしれない。少なくとも企業のあれやこれやは、「これのために年度末でただでさえ忙しいのにガンガン残業したり…

大河ドラマ「西郷どん」第十二回 「運の強き姫君」

余談 なんにも用事がないけれど、良い天気なのでふらふらとドライブをした。 用事が無い訳ではない。妻の所用でセブンイレブンに行く必要があったのだが、どこのセブンイレブンでもよかったので、ちょっと遠くのセブンイレブンを目指した。そこここに桜が咲…

王天君曰く、ゴミみてぇ……あるいは覇穹 封神演義 十話目までの感想

↑十話目まで視聴した時の筆者(福岡市博物館蔵) 余談、あるいは結論 カットされぶり他にカッとなって電子書籍版の封神演義全23巻を購入した。やはり非常に面白い。カラーが再現されているのも素晴らしい。が、遺憾ながら「断崖絶壁今何処」やカバー袖コメン…

大河ドラマ「西郷どん」第十一回 「斉彬暗殺」、第十回「篤姫はどこへ」、第九回「江戸のヒー様」感想

余談 祖母の誕生日であった。満九十二歳になる。大正、昭和、平成、そして新元号を駆け抜ける予定のモダンガールであり、未だに杖もつかず自分の足でもって歩く。「ばあちゃんは、もう長くない……」と筆者に言いはじめてから気が付けば四半世紀が経ったので、…

大河ドラマ「西郷どん」第八回 「不吉な嫁」感想

余談 大正琴を習っている。もうすぐ一年になるが、絶望的に不器用なのでなかなか成長しない。1人だと絶対に挫折すると思ったので、当初から妻にも一緒に習ってもらっている。当時は妻は在宅ワークをしていたので、世間との接点が少しでも増えればいいな、と…

大河ドラマ「西郷どん」第七回 「背中の母」感想

余談 二日連続で鹿児島市内に行くことになった。髪を切るのである。(夫婦で同じところで切る)本来、昨日のうちに確定申告→髪を切る→ラーメン王決定戦というのが美しかったのだが、動き出しが遅く果たせなかった。ところで筆者は一人で床屋に行くときは髪を…

大河ドラマ「西郷どん」第六回 「謎の漂流者」感想

余談 年末年始を妻に鹿児島で過ごしてもらったので連休を利用して妻の実家に帰省することにした。起床は五時半。実質三時間しか寝てないわー実質ー。 夜明け前の妖艶な桜島。(撮影:妻) 道はそれほど混まず、スムーズに駅まで着く。JR九州のアプリから既にチ…

僕の精神も封神されそうです、あるいは覇穹 封神演義五話目までの感想

覇穹 封神演義及び原作のネタバレがあります。 余談 桜島、冠雪。南国の誇りを忘れてしまったのか。どうしたんだ、地球温暖化。筆者の住む平野部でも積雪が2回あった。どちらの日も小学生諸君は半ズボンで駆け回っていた。こどもらは風の子だな。むしろもう…

大河ドラマ「西郷どん」第五回 「相撲じゃ! 相撲じゃ!」感想

余談 結婚式場でものまね芸人さんのショーを見る……一種独特なその催しに誘われた我々は二週続けて鹿児島市へと向かった。当市は快晴であったが鹿児島市に近づくにつれ空は暗くなり、鹿児島市に入ると図ったかのように雪がちらつき始めた。桜島は冠雪していて…

大河ドラマ「西郷どん」第四回 「新しき藩主」感想

余談 この間の「鶴瓶の家族に乾杯!」が鹿児島回であった。珍しく残業であったが、妻がこよなく愛する「お見合い大作戦」を犠牲にしてまで録画をしてくれていて見ることが出来た。大河ドラマ視聴者よ、これが真のかごんま弁だ……とは思わなかったが(やはりど…

武か数寄か、それはもはや問題ではなく へうげもの最終巻感想

※「へうげもの」の全編ネタバレがあります。 余談 器が好きである。器のいいところは、触れるところだ。なので茶碗やおちょこ、ぐい呑みの類が特にいい。つるつる一辺倒でもざらざらオンパレードでもなく、釉に多少のムラがあるようなものが好きだ。様々な感…

大河ドラマ「西郷どん」第三回 「子どもは国の宝」感想

大河ドラマの青年期を見るのは難しい。というのも主人公たちの青臭い主張がその人物の若さゆえなのか、それとも脚本の不備なのか判断に困るところがあるからだ。 そう言った点で今回の導入ナレーションで「斉興の悪政を……」と主観満点で言われてしまったのが…

大河ドラマ「西郷どん」第二回 「立派なお侍」感想

余談 昨日オープンした大河ドラマ館に行ってきた。西郷どんの威光がまぶしい(逆光) 因みにここ(加治屋町)、安藤照の生誕地であったりする。(やはり逆光で見づらくてすみません)上野のハチ公、そして西郷どんの銅像で著名である。司馬遼太郎氏は加治屋…

カナタガタリで刀を語る:続「刀剣乱舞 花丸」一話感想と福岡市博物館訪問

薩摩サーバーが実装された頃から不精な審神者をやっている。(まだレベル24) 妻の方は昔から一つのことをコツコツやる性格で、このゲームも例に漏れず筆者よりずっと後に始めたがレベル150くらいである。アニメは花丸、活劇共に二人とも全話見た。 西郷どん…

大河ドラマ「西郷どん」第一回 「薩摩のやっせんぼ」感想

当日になって近所で事前申し込みのパブリックビューイングがあり、まあ事前申し込みだから……と何とか自分を慰めていたら当日観覧OKのトークショーもあったということを直前に知りうなだれていたという最高のコンディション(アイロニー)から始まった「西郷…

西郷どん前夜に薩摩人の死生観について考える

いつの間にかインターネット界隈では「薩摩人ってクレイジー(婉曲表現)」といった言説が罷り通っているように思う。 例えば鬼島津だったり、関ケ原敵中突破であったり、生麦事件であったり、薩英戦争であったり、西南戦争であったりがそうさせるのだろうか…

三谷幸喜が描かなかった「風雲児たち」

先日述べたように、NHK正月時代劇「風雲児たち 蘭学革命編」が大変素晴らしかった。 見逃した方はNHKオンデマンドで絶賛配信中です。 www.nhk-ondemand.jp 大変素晴らしかったことは大前提として、演出上仕方なかったとはいえ、カットされてしまったいくらか…

初初詣(誤タイプではない)

初詣に行ったことがない。なかった。 まだ同じ町内に神社があったりしたら違ったのかもしれないが、わざわざ人が多いところを目掛けて行かなくてもいいじゃないか……というのが基本スタンスである。 もう少し日をずらして行った方が神様の方もお願いを真摯に…

「風雲児たち蘭学革命編」が面白かった人のための無料で読める「宝暦治水伝 波闘」

NHK正月時代劇「風雲児たち 蘭学革命編」が素晴らしく、そのことについてはまた別項で述べるとして、気になるのは、 「『風雲児たち 蘭学革命編』が面白く、原作にあたってみたいと考えた時に、結構な分量があり二の足を踏んでしまう方々」 がもしいらし…